ハリー・ケインの復帰後、ソン・フンミンが苦戦している――。
イギリスの新聞『デイリー・メール』の鋭い批判だ。トッテナムが4月1日のリバプール戦を1-2で落とし、最近5試合を1分4敗とスランプに陥るなかで、同紙はトッテナムの不振の原因を辛らつに指摘した。
トッテナムは4月2日現在、勝ち点61。アーセナルに追い越され、マンチェスター・ユナイテッドを得失点差で凌いで、なんとか4位という状況だ。6位チェルシーとも勝ち点差は1しかない。
『デイリー・メール』は「イングランド代表の主将ハリー・ケインの復帰はトッテナムに100%肯定的」とし、「足首の負傷から復帰後、3得点をあげた。問題は、彼のゴールが勝利につながっていないこと」と述べた。
トッテナムはケインが復帰する前、ソン・フンミンとフェルナンド・ジョレンテがツートップで大活躍し、連勝街道を走った。しかし、ケインが復帰した去る2月23日のバーンリー戦の敗北(1-2)から、スランプの沼に落ちた。ケインはゴールを次々と決めているが、トッテナムは勝利できていない。
『デイリー・メール』は「一体ソン・フンミンに何が起こったのだろうか」とケイン復帰後、絶好調だったソン・フンミンの得点力が停滞した点を強調した。
「ケイン復帰後、ソン・フンミンはレギュラーから交代に押された。もちろんそれは彼の自信と何ら関係がない」とし、「ケインが戻るまでソン・フンミンは4試合で4ゴールを決めた。しかし、その後の6試合で彼は1ゴールも記録できずにいる」と説明した。
リバプール戦でも、ソン・フンミンは途中出場し、良いプレーを見せられなかった。
『デイリー・メール』は「リバプール戦でソン・フンミンは後半に投入され、25分間プレーしたが、ボールタッチはわずか6回にとどまった」と指摘し、「リバプールのディヴォック・オリジは後半32分に投入されたにもかかわらず、11回のボールタッチを記録した」と比較した。
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続いて「ソン・フンミンが驚くべき能力を持っていることは疑う余地がない。トッテナムで重要な時期である現在の彼のフォームは、懸念を醸し出している」と批判した。
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