畑岡奈紗の逆転優勝の裏で…パク・インビら“韓国女子勢”はメジャー大会でリベンジ誓う

2019年04月02日 ゴルフ #米国女子ツアー
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今シーズン初のメジャー大会を前に、韓国女子勢が確実な上昇を見せた。

4月1日(日本時間)、米カリフォルニア州アビアラGCで行われた米国女子ツアー「キア・クラシック」最終日、パク・インビ、パク・ソンヒョン、コ・ジンヨンが並んで通算15アンダー、2位タイを記録した。

またキム・ヒョージュ、ハー・ミジョン、チェ・チェラが通算14アンダーの7位タイとなり、「トップ10」に韓国女子ゴルファーが6人も入った。

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パク・インビの米国女子ツアー通算20勝達成は、次回以降に持ち越された。3日目まで1打差の単独首位で期待を集めたが、最終日は3バーディー、2ボギーの1アンダーにとどまった。

(写真提供=LPGA)2位タイで終えたパク・インビ

優勝したのは日本の20歳、畑岡奈紗。最終日を6バーディー、1ボギーの67で回り、通算18アンダーで逆転優勝を果たした。ツアー通算3勝目。優勝賞金27万ドル(約3000万円)を手にした。

パク・インビはこの大会で優勝すれば、朴セリ(25勝)に続き、韓国人ゴルファー2人目の通算20勝を達成することができた。しかし最終日前半の9ホールで、バーディー1、ボギー2として雲行きが怪しくなった。後半15~16番ホールは連続バーディーを奪ったが、追撃はそこまでだった。

先週「バンク・オブ・ホープ ファウンダーズカップ」で優勝したコ・ジンヨンも、17番(パー5)でイーグルを奪い、一時は1打差の2位に立ったが、18番でボギーを叩いた。今シーズン5大会に出場して、優勝1回と2位2回、3位1回と「トップ3」を4度も達成している彼女は、2位タイで賞金10万ドル(約1100万円)を獲得し、シーズン獲得賞金は50万ドル突破。賞金ランキング1位になった。

また、今年の選手のポイントも12点追加し、この大会に参加したネリー・コルダ(アメリカ・56点)を抜いて1位となった。

キア・クラシックは2017年イ・ミリム、2018年チ・ウンヒと、韓国勢が2連覇を果たしていた大会だった。パク・インビを初めとする韓国勢3連覇の期待が高まったが、達成することはできなかった。

それでも米国女子ツアーを主導する韓国女子勢の底力は見せた。6人がトップ10に入り、来る4月5日未明に開幕するシーズン初のメジャー大会「ANAインスピレーション」への期待が大きくなった。

世界ランク1位のパク・ソンヒョンの目標

キア・クラシックはANAインスピレーションの前哨戦とも呼ばれる。韓国女子ゴルファーたちが最も優勝を求める大会のひとつだ。

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