ゴールを入れた喜びもつかの間、ファンと喜ぶセレモニーを繰り広げようとしたが、危うく選手生活を他国で終えるところだった。
ブラジル出身のアンデルソン・ロペスは3月9日、北海道・札幌ドームで行われたコンサドーレ札幌対清水エスパルスとの試合で4ゴールを決め、チームを5-2の大勝に導いた。
この日大活躍したロペスは2度目の得点をした後、セレモニーの過程で大ケガを負うところだった。
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興奮した気分をコントロールできず、広告看板の向こうにいるファンに向かって駆けつけた。しかし、広告ボードを飛び越えた彼は、その先の高さを予測できず、3メートル下に落下したのだ。
ロペスの墜落に驚いたチームの医療陣が駆けつけ、彼の状態を確認した。ロペスは医療陣の治療を受けた後、立ち上がり、ファンに問題ないといわんばかりに拍手を送った。
さらに驚くべきことに、ロペスは墜落後も得点感覚を発揮し、後半20分と24分、連続ゴールを決め、チームを大勝に導いた。
ロペスを相手にした清水エスパルスには、韓国代表出身のファン・ソクホと北朝鮮代表出身の鄭大世がいた。鄭大世はベンチでチームの敗北を見守った。
ロペスはアンデルソンの登録名で昨年はFCソウル所属に所属し、Kリーグ1で30試合出場6ゴール4アシストを記録した。
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