「サッカー選手としてさらに跳躍するため、結婚も先送りする。父は引退するまで結婚してはならないというが、僕も同意する。結婚すれば、優先順位は家族になるだろう。僕が最高レベルでプレーする間はサッカーがいつも優先順位だったらと思う。いつまで最高レベルでプレーできるかはわからないが、33歳か34歳に引退しても家族と長い時間を過ごすことができる」
欧州の舞台で活躍する多くの監督たちは、選手は結婚してこそさらに安定すると信じているが、ソン・フンミンは「結婚とか関係なく、飲みの席など他の機会があまりにも多く、そう思うのだろう。しかし僕はそんなことをする人ではない」という。
ソン・フンミンが厳格な自己管理を通じて、サッカー選手として最高を追求しているのは、ファンへの愛情もあるからだ。
「僕はすべての人々を喜ばせたい。僕がウェンブリー・スタジアムでプレーするとき、どれほどの太極旗(韓国国旗)が見えるのか知っていますか? できる限り、長く最高レベルを維持しながら、ファンに報いたい。僕にはとても重要なことだ」
ソン・フンミンは「イギリスで午後3時に試合をすると、韓国では真夜中だ。夜8時にチャンピオンズリーグの試合をすると、韓国は早朝の5時になっている。にもかかわらず、韓国のファンは立ち上がってテレビの前で応援してくれている。ファンに報いるべきだ。責任を強く感じる」と力を込めて語ったのだった。