イングランド・プレミアリーグのトッテナムが、スタジアムのネーミングライツ売却のため、米NFLの専門家を雇用するようだ。
イギリスメディア『デイリーメール』が2月11日(日本時間)に報じたところによると、トッテナムがNFLマイアミ・ドルフィンズのネーミングライツ売却を担当したトッド・クライン氏を、最高商務責任者(CCO)として迎え入れる予定だという。
トッテナムは去る2019年にトッテナム・ホットスパー・スタジアムを開場。現在はトッテナムのホームスタジアムとして使用しているが、ここまでネーミングライツの売却が進んでいない状態だ。
新型コロナウイルス感染症による財政難に悩まされているトッテナムは、最大限早く問題を解決するため、同分野の専門家を雇用する計画だ。
クライン氏は2016年、マイアミのホームスタジアムのネーミングライツがレストランブランド『ハードロックカフェ』に契約期間18年の総額2億5000万ドルで売却された際、この仕事を担当した人物だ。適切な企業との交渉に精通した専門家で、トッテナム・ホットスパー・スタジアムのネーミングライツ売却の責任者となる。
ネーミングライツとは、スタジアムの名称に企業またはブランド名を付ける権利を意味する。バイエルン・ミュンヘンの本拠地アリアンツ・アレーナ、アーセナルの本拠地エミレーツ・スタジアムなどが代表的だ。あまり注力せずとも巨額の収益を上げることができるため、多くのクラブがネーミングライツを売却している。
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