韓国人メジャーリーガーは、開幕前から“低評価”と戦う必要があるのかもしれない。
メジャーリーグの代表的な成績予測システム「PECOTA」がリュ・ヒョンジン(ロサンゼルス・ドジャース)、チュ・シンス(テキサス・レンジャーズ)、カン・ジョンホ(ピッツバーグ・パイレーツ)、オ・スンファン(コロラド・ロッキーズ)など、韓国人メジャーリーガーの今季を悲観的に予測した。
野球専門サイト『ベースボール・プロスペクタス』は2月8日(日本時間)、「PECOTA」が測定した各球団選手たちの予想成績を公開した。
「PECOTA」はリュ・ヒョンジンに対して、23試合に出場し131イニングを投げ、10勝6敗、防御率3.77を記録すると予測した。代替可能選手に比べてどれだけ勝利数を上積みできるかを示すWARは、1.4と測定した。負傷があったことから低い評価が出たと解釈できる。リュ・ヒョンジンは最近、「20勝を目指し、負傷なしでシーズンを完走する」と決意した。
韓国人メジャーリーガーの“長男”チュ・シンスは、ホームラン14本、50打点、打率0.255にとどまると予測された。出塁率0.348、長打率0.414、WAR 1.0で、平均レベルの成績を出すだろうという予想だ。チュ・シンスは「出塁率は少なくとも0.380を出してこそ、自分の仕事をしたと考える」と明らかにしたが、コンピュータの予測はそんな期待を一蹴してしまった。
再起を図るカン・ジョンホは、バックアップ内野手として分類された。シーズン313打席でホームラン11本、打率0.230と予測され、これといった活躍はできないという評価だ。またオ・スンファンも54イニングを投げ、防御率4.51という予想で、「ブルペン必勝組」と呼ばれるには苦しい成績になるとされた。
それでもチェ・ジマン(タンパベイ・レイズ)については、419打席でホームラン14本、50打点、打率0.240と無難なフル出場になると期待した。
興味深いのは、韓国人メジャーリーガーの実際の成績は「PECOTA」予測を上回ることが多いということだ。