韓国Kリーグ2(2部)の釜山アイパークが、元キプロス代表DFヴァレンティノス・シエリス(30)を獲得した。
イングランド・プレミアリーグ(EPL)のアーセナル、トッテナムのユースチームで選手生活を始め、キプロス代表キャップを持つヴァレンティノスは、2017シーズンに江原FCに入団し、Kリーグ初挑戦を果たした。
昨シーズンは済州ユナイテッドに所属していたものの、負傷の影響で3試合のみの出場にとどまっていた。負傷以前は安定して試合に出場し、主力DFとして活躍していた。
釜山アイパークは新シーズンに向けてのスカッド編成において、即戦力となる外国人選手を探していた。しかし、新型コロナの影響によって韓国への入国が制限されるだけに、Kリーグで実績を持った外国人選手を探すに至った。
誠実で経験豊富なヴァレンティノスがこの条件に合致し、リカルド・マルチンス・ペレス監督の構想するDFラインを埋めてくれる選手として最適解となった。
また、ヴァレンティノスは早くから韓国内に滞在しているため、隔離期間が不要ということも獲得への大きなポイントとなったという。
ヴァレンティノスは189センチ、85キロの優れたフィジカルを武器にした守備力が売りのDFで、大柄だが鈍重ではなくスピードにも優れている。
また、そのフィジカルを活かした空中戦にも優れており、セットプレーでの得点力も期待されているとのことだ。ボランチとして選手生活をスタートしたため、複数のポジションでの起用も可能で、戦術の幅が広がることもメリットとなる。
入団にあたってヴァレンティノスは「自身が持つ力を100万%注ぎ込み、コーチングスタッフ、チームメイト、そしてファンとともに、釜山の持つ潜在能力を見せるため役立ちたい」と感想を述べた。
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