韓国代表FWイ・スンウ(23、シント=トロイデン)に“母国復帰説”が浮上している。
『聯合ニュース』や『スポーツ東亜』など複数の韓国メディアが報じたところによると、イ・スンウがKリーグ進出に意欲を示しているという。
シント=トロイデンの背番号10番を背負うイ・スンウは、昨年12月12日のジュピラー・リーグ第16節シャルルロワ戦で途中出場したのを最後に、今年2月1日の第23節セルクル・ブルージュ戦まで9試合連続で招集メンバーを外れている。
今シーズンここまで13試合666分に出場して2ゴールと低調な成績が続いているだけに、かねてからシント=トロイデン退団がささやかれていた。
移籍先候補には、昨シーズン国内2冠(Kリーグ、FAカップ)の全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースや、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)ベスト8の水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスなど、Kリーグ1(1部)複数クラブの名前が挙げられている。すでにいくつかのクラブはイ・スンウ側にコンタクトを取っているようだ。
全北現代の関係者は「交渉テーブルが用意されたわけではない」としつつも、「イ・スンウの名前はスカウトリストにある。条件を確認している段階だ」と明かしているという。
ほかにも、イ・スンウのエージェントが「国内復帰を検討しているのは事実。選手本人もKリーグ進出に関心がある」と認めたコメントも報じられた。仮に母国復帰が決まれば、イ・スンウは初めてKリーグの舞台でプレーすることになる。
なお、移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、イ・スンウの現在の市場価値は60万ユーロ(日本円=約7600万円)とされている。
かつてはバルセロナの下部組織出身として、“韓国のメッシ”と将来を嘱望されたイ・スンウ。昨夏の移籍市場ではKリーグクラブの誘いを蹴ってシント=トロイデンに残留したが、今冬の移籍市場で母国復帰を決断することになるのだろうか。
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