ACL得点王に万能型ストライカーも!Kリーグ助っ人ストライカーの去就は?

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ACLが蔚山現代FCの優勝で幕を閉じ、来シーズンに向けての移籍話がホットなKリーグ。

そのなかでも、今シーズンKリーグ1で活躍した外国人ストライカーの去就が注目を集めている。

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話題の中心となっているのは、リーグ得点王とアジアチャンピオンズリーグ(ACL)制覇の立役者となったジュニオール・ネグラン(34、蔚山現代FC)、リーグ得点ランク2位のイリュチェンコ(30、浦項スティーラーズ)。そしてシーズン開幕前の下馬評を覆して、光州FCをファイナルA(12チーム中上位6チーム)に導いたフェリペ(28)の3人だ。

ACL得点王は中国行き?

今シーズン26ゴールを決めてKリーグ1得点王になったジュニオールは、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝の舞台でも2得点を挙げ、得点ランク1位タイの7ゴールで蔚山現代の優勝に貢献した。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)ジュニオール・ネグラン

ジュニオールは今季で蔚山現代との契約が満了する。クラブは当初、再契約を目標に交渉を行ってきたが、年俸に関して意見が割れたという。

新監督を迎える蔚山現代は1986年生まれのベテランに代わって、将来性のある若手外国人アタッカーの獲得で方針を固めたようだ。ジュニオールは中国のクラブとコンタクトを取っているとの情報もある。

そしてこの話で興味深いのは、蔚山現代がジュニオールの代替者としてリストアップしたのがライバルクラブ浦項スティーラーズのエース、イリュチェンコという点だ。

Kリーグで活躍する万能型ストライカー

イリュチェンコは昨夏にKリーグ入りし、2019年下半期だけで9ゴール(18試合)を決めている。Kリーグでの可能性を証明した彼は、今シーズンも19ゴール(26試合)を挙げ、トップクラスの実力を証明した。

身長187センチのフィジカルに加えて、足下も非凡なイリュチェンコは、地上戦・空中戦ともに通用する万能型ストライカーだ。1990年生まれのイリュチェンコの市場価値は急上昇している。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)イリュチェンコ

蔚山現代はイリュチェンコの獲得について浦項に問い合わせたが、11億ウォン(約1億1000万円)という移籍金がネックとなっているようだ。しかも浦項はいくら条件を満たしてもライバルクラブには売らないスタンスを示してきた。

イリュチェンコもジュニオール同様、中国クラブからの関心が噂されており、残留を最優先としている浦項も巨額の移籍金次第では非売品とは言えなくなるだろう。

ブラジル人FWは残留濃厚か?

そして光州FCのフェリペは当初、全北現代モータースやFCソウルといった国内のビッグクラブへの移籍話が絶えなかった。

(左から)ジュニオール・ネグラン、フェリペ、イリュチェンコ

しかし、44億ウォン(約4億4000万円)のバイアウト金額がカギとなっており、獲得を狙うクラブは適正金額での交渉を望むはずだ。光州FCはフェリペの前所属クラブと、移籍収益金を折半しなければならないという契約を結んでいるだけに、大幅な調整は難しいという立場もある。

ただ、フェリペ自身は新しい挑戦を描いており、光州FCも新監督体制で乗り出さなければならないだけに、折衷案を持ち出す可能性も低くない。

Kリーグの移籍市場に詳しい複数の関係者によると、光州FCはフェリペの最小移籍金について30億ウォン(約3億円)の値をつけたというが、もちろん安い金額ではない。

フェリペと光州FCの契約期間はまだ1年が残っているだけに、彼が残留する可能性は高そうだ。

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