サッカー韓国代表FWソン・フンミン（28、トッテナム）の経済効果が約2兆ウォン（日本円＝約2000億円）に達するという研究結果が出た。
韓国政府の文化体育観光部は最近、韓国スポーツ政策科学院を通じ、イングランド・プレミアリーグで活躍中のソン・フンミンの経済的波及効果を分析。
結果、その規模が1兆9885億ウォン（約1988億5000万円）に達するとの推算を発表した。
今回の推算値は、韓国スポーツ政策科学院で関税庁輸出入貿易統計、韓国銀行産業連関表、国内外アンケートなどを総合し、ソン・フンミンの経済的波及効果を分析したものだ。
分析結果によると、ソン・フンミンの欧州サッカー市場での価値は1206億ウォン（約120億6000万円）。ソン・フンミンによる欧州向け消費財の輸出増大効果は3054億ウォン（約305億4000万円）、付加価値誘発効果は1959億ウォン（約195億9000万円）と試算された。
また、感動やプライドの鼓吹、幼少年への動機づけなど、ソン・フンミンが国内で誘発する無形の価値は7279億ウォン（約727億9000万円）、広告売上効果は年間180億ウォン（約18億円）と推算された。
ただ、最近の目覚ましい活躍でソン・フンミンの選手価値が持続的に上昇し続けており、全盛期真っただ中であるという点からも、現在の推算値は最小値と分析され、今後も経済的波及効果はさらに高まると予想されている。
文体部のパク・ヤンウ長官は、「ソン・フンミン選手は、プスカシュ賞を受賞するなどといった活躍で、新型コロナで困難を抱えるわが国民に大きな感動と誇りを与えている」とコメント。
続けて、「今回の分析を通じ、海外で活躍する韓国のスポーツ・スターたちが個人的な栄誉と富を超えて国家ブランド価値を高め、輸出増大に寄与することと同じスポーツの経済的価値を確認することができた。今後、このようなスポーツデータ分析が、プロスポーツをはじめとするスポーツ産業振興のための政策的基盤になることを期待している」と伝えている。
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