「IMF危機に国民を慰労した朴セリ選手を見ているかのようだった」
“メジャークイーン”に輝いたキム・アリム(25)が、韓国文化体育観光部のパク・ヤンウ長官から祝電を受け取った。
キム・アリムは去る12月15日に閉幕した米国女子ツアー「全米女子オープン」で通算3アンダーの「281」を記録し、初出場ながら優勝を果たしていた。
パク長官は17日、「去る1998年、朴セリ選手が全米女子オープンで韓国人として初めて優勝し、IMF危機で苦しんでいた韓国国民を慰労した。それから22年経った今回、キム・アリムが同じ大会で逆境を乗り越え、逆転劇を作り出した。新型コロナウイルス感染症によって厳しい日常を送っている国民に、大きな勇気と希望を与えた」と称賛した。
また、「徹底したマスク着用も世界のスポーツファンに深い印象を残した。これからも韓国女子プロゴルフの名声を持続的に世界の舞台で轟かせることができるよう、積極的に支援していきたい」と意気込みを語った。
キム・アリムは今回の「全米女子オープン」で、韓国人として10人目(うちパク・インビが2回優勝)であると同時に、11回目の優勝を達成。同大会初出場で優勝を収めた歴代5人目の選手として、韓国女子プロゴルフの位相を全世界に改めてアピールした。
文体部は「特にキム・アリムは、“ほかの選手や競技補助員に迷惑をかけたくなかったから、4ラウンド通してマスクを着けて試合に臨んだ”と明らかにしたうえ、練習中にもマスクを着けるなど、新型コロナ防疫の模範となった」と強調した。
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