阪神タイガースを退団したジャスティン・ボーア(32)が、韓国プロ野球進出の報道を直ちに否定した。
『デイリースポーツ』は12月15日、「ボーアが一部で報じられた韓国プロ野球移籍を否定した」と報じると、「来季はどこでプレーするか何も決めていない」という関係者のコメントも添えた。
同日、『サンケイスポーツ』はボーアの韓国行きを報じていた。同メディアは「左投手に苦しみ、開幕から18打席連続無安打と球団記録を更新。年俸2億7500万円に見合わず放出された」と、ボーアの今シーズンの記録を説明している。
巨砲型打者のボーアは今シーズンから阪神タイガースに入団するも、期待に及ばない活躍により、わずか1シーズンで縁を整理することになった。
阪神はボーアの抜けた穴を、韓国プロ野球MVPのメル・ロハス・ジュニア(30)の獲得で埋めた。こうしたなかで浮上した韓国行きの報道を、ボーア側は直ちに反論して鎮火に乗り出している。
ここで思い返されるのは、ロハスが阪神と契約を結ぶ前の状況だ。
当時、来シーズンの去就をめぐって頭を悩ませていたロハスは、一部の日本メディアが「巨人が獲得に近づいた」と報じるや否や、直ちに自身のSNSを通じて当該の事実を否定した。
その後、ロハスは前所属KTウィズからの破格の再契約オファーを断り、阪神行きを決めている。
こうしたことからも、一度は否定されたボーアの韓国プロ野球進出が現実となる可能性はまだ残されていると言って良いだろう。
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