来シーズンも、斗山ベアーズの投手ラウル・アルカンタラ(28)を韓国プロ野球のゴールデングラブ賞授賞式で見ることはできるだろうか。
12月11日、ソウルのコエックス・オーディトリウムで行われた韓国プロ野球のゴールデングラブ賞授賞式が行われた。
この授賞式で、アルカンタラが投手部門のゴールデングラブ賞を受賞する栄誉に輝いた。
歴代外国人投手としては8人目の栄誉であり、アルカンタラ自身初のゴールデングラブ賞受賞だった。
今シーズンは31試合に登板して20勝2敗の防御率2.54を記録。韓国プロ野球歴代21番目となる20勝の大台に乗った。
アルカンタラは韓国シリーズ終了後に母国ドミニカ共和国に帰ったため、この日の授賞式には参加しなかった。
代わりに参席した斗山の関係者は、「今日の午前にアルカンタラと電話をした」とコメント。
「“横でいつも応援してくれた家族がありがたいし、韓国プロ野球でプレーさせてくれた斗山に感謝を伝えたい。球団内フロントと職員にもありがとうと伝えたい”とアルカンタラが話していた」と述べた。
ただ、アルカンタラのゴールデングラブ賞受賞は今回が最初で最後となる可能性が高い。
最近、日本プロ野球の阪神タイガースがアルカンタラと交渉中であることが伝えられた。そのため、来シーズンは韓国ではなく日本のマウンドを踏む可能性が浮上している。
実際、昨シーズンまで斗山でプレーした投手ジョシュ・リンドブロム(33、ミルウォーキー・ブルワーズ)をはじめ、数多くの外国人選手が、韓国プロ野球でゴールデングラブ賞やMVPを受賞した後に上位リーグへと進出した。
今シーズンの韓国プロ野球MVPに輝いた外野手メル・ロハス・ジュニア(30)もその一人だ。
ロハスは打撃4冠とMVPに次いで、外野手部門のゴールデングラブ賞にも輝いたが、アルカンタラと同じく授賞式には参加しなかった。
ロハスは最近、“歴代外国人打者最高レベル”というKTの再契約オファーを断り、阪神行きを選択した。
ロハスの代理で受賞したキム・ガン打撃コーチは、「賞は日本に送ることになった」と惜しさを語った。
その一方で、「監督やコーチングスタッフ、選手たちは皆、ロハスを家族だと思っている。ロハスが日本でも成功し、メジャーリーグの舞台に進出できることを願う」と新天地での成功を祈った。
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