日本プロ野球の阪神タイガースが、2020年韓国プロ野球(KBO)最多勝投手ラウル・アルカンタラ(28、斗山ベアーズ)への関心を認めた。
共同通信は12月11日「阪神が2021シーズンに備え、今年韓国プロ野球で20勝を収めたドミニカ共和国出身のアルカンタラと交渉中だと伝えた」と報道した。
阪神の谷本修球団本部長は「アルカンタラはアメリカでプレーしていたときから、KBOが注目した選手だ。特に今年はすごい成績を収めていた」と、獲得の意思を示した。
アルカンタラは今シーズン、KBOリーグで最強の投手だった。彼はシーズン20勝2敗防御率2.54を記録し、最多勝利と最高勝率のタイトルを獲得した。また、登板した31試合ではいずれも5イニング以上を投げ切り、クオリティ・スタート(QS、6イニング以上2失点以下)を27回、クオリティ・スタート・プラス(7イニング以上3失点以下)を13回成功させ、この部門でも1位の座に就いた。
アルカンタラの日本行きが現実味を帯びてきている現在、現所属球団の斗山ベアーズは今シーズン活躍した“2本柱”を、日米にかっさらわれる危機に陥っている。
クリス・フレクセン(26)は先立って、米メジャーリーグのシアトル・マリナーズと2年475万ドル(約5億円)の条件で入団に合意している。
斗山ベアーズもアルカンタラとフレクセンの両名が同時に離脱する場合に備えてきた。
自由契約選手(FA)だったホ・ギョンミンを7年85億ウォン(約8億5000万円)での慰留に成功させ、他のFA選手の慰留と新外国人投手の獲得を並行して推し進めている。
阪神は2020年KBOリーグ最優秀選手のメル・ロハス・ジュニア(前KTウィズ)の獲得発表も控えている。阪神球団は「ロハスとは最終調整中だ」と明らかにしている。
スポーツ報知は「2019年に韓国のキウム・ヒーローズで活躍し、2020年に阪神に入団したジェリー・サンズと彼の妻が、ロハス夫妻と仲が良かったので迎え入れを助けてくれた」と明らかにした。
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