今年の韓国プロ野球、斗山ベアーズの先発を担った外国人投手2人が、それぞれ日本とアメリカに移籍する可能性が高まった。
クリス・フレクセン(26)とラウル・アルカンタラ(28)だ。
12月10日(日本時間)、米メディアや日本メディアによると、クリス・フレクセンはメジャーリーグのシアトル・マリナーズに、ラウル・アルカンタラは阪神タイガースのユニホームを着る見通しだ。
『ニューヨーク・ポスト』など多数の米メディアは、フレクセンがマリナーズと2年475万ドルの契約を締結したと発表した。
昨年までニューヨーク・メッツでビッグリーグとマイナーリーグを行き来したフレクセンは今年、斗山ベアーズのユニホームを着て実力を発揮した。特に後半期からマウンドを支配し、ポストシーズンでも強烈な印象を残した。21試合を投げて8勝4敗、防御率3.01を記録した。
その活躍を土台にフレクセンは、1年でメジャーリーグへの“Uターン”に成功した。
アルカンタラは、今季の韓国プロ野球MVPに輝いた“大砲”メル・ロハス・ジュニアと同じユニホームを着る。日本の『スポニチアネックス』は12月10日、阪神タイガースがアルカンタラとの交渉を優勢に進めており、「近日中の大筋合意を目指す」と報じた。
今年のアルカンタラは、31試合198.2イニングを消化して20勝2敗、防御率2.54と大活躍した。アルカンタラは、昨年はKTウィズ、今年は斗山ベアーズ、来年は阪神ユニホームを着ることになり、1年ぶりにロハス・ジュニアと同じチームでプレーすることとなった。
斗山ベアーズは現在、外国人選手だけではなく、7人の選手と交渉のテーブルを設けた状態だ。チェ・ジュファン、オ・ジェイル、ホ・ギョンミン、チョン・スビン、キム・ジェホ、イ・ヨンチャン、ユ・ヒグァンがFA資格を行使したなか、7人全員を残留させることは現実的に不可能だ。
今年で6年連続となる韓国シリーズ進出を果たし、韓国プロ野球を代表する強豪球団としての地位を築いた斗山ベアーズは、例年以上に手強いストーブリーグを送っている。
前へ
次へ