サムスン・ライオンズの内野手シン・ドンス(19)が非公開SNSアカウントで野球関係者と障碍者を卑下し、セクハラ発言もしていたことが明らかになり、韓国内で話題を呼んでいる。
12月4日、韓国のオンラインコミュニティ上でシン・ドンスが投稿したものと思われる差別発言の数々が公開された。
まず、とある投稿では電車内で椅子に座っている一般人の後ろ姿の写真を掲載し、「僕の前に障碍者が乗った。僕、障碍者恐怖症なんだけど。釜山(プサン)に行く道が緊張する。どうか静かにしてほしい」と書きこまれていた。
また、女子高生の写真とともに「野生の高麗人参より体に良い高麗人参」と書き込むセクハラ投稿や、選手とみられる男性がバットを振る写真を公開して「強姦犯」と皮肉る投稿もあった。
「これが広まったらどうする?」という知人のコメントもあったが、シン・ドンスは「ここには信じる人しかいない」と至って軽い反応だった。
さらには、新型コロナウイルス感染拡大の影響でNCダイノスのトレーニングが中断されたという記事をキャプチャーし、「お前たちは毎日休むのか。羨ましい」と書き込んだ投稿も公開された。
当該のアカウントは現在削除されているが、すでに波紋が広がっていることからシン・ドンスへの非難は避けられない。悪口も混じっている軽率な態度に、野球ファンは憤りをあらわにしている。
一方、2001年生まれのシン・ドンスは2020年の韓国プロ野球新人ドラフト2次8ラウンド75順位でサムスン・ライオンズに指名された。フューチャーズリーグ(2軍リーグ)では52試合に出場し、打率0.156、出塁率0.240を記録した。
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