MLB進出を表明した韓国プロ野球3選手がいよいよ本格準備へ…すでに複数球団が興味か

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韓国プロ野球で活躍する3人の選手が、メジャーリーグ(MLB)に挑戦状を叩きつけた。

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キウム・ヒーローズは11月25日、内野手キム・ハソン(25)のポスティング(非公開入札制度)公示要請を韓国野球委員会(KBO)に行ったことを発表した。

同日、KBOはMLB事務局にキム・ハソンのポスティングを要請した。

キム・ハソン

今シーズン出場した138試合で30本塁打109打点11位得点の打率0.306を記録し、“完成型遊撃手”の名を確固たるものにしたキム・ハソン。プロデビューした去る2014年以来の通算記録では、7シーズンで891試合に出場、133本塁打575打点の打率0.294としている。

キム・ハソンは野球韓国代表選出経験もあり、過去には2017年のアジアプロ野球チャンピオンシップ、2018年のジャカルタ・アジア大会、2019年のプレミア12に出場した。

今後の手続きは、米韓選手契約協定に従って順次進められる予定だ。KBOから提出された書類を基にMLB事務局が公示を行えば、キム・ハソンはただちに30日間、MLBの全30球団と自由に交渉ができる。

MLB進出への第一歩を踏み出したキム・ハソンは、「機会をくださった球団に感謝したい。ただ、まだ第一段階が始まったばかりだし、重要な日程が残っている。日程はエージェントに任せ、私は選手としてコンディションを早く回復し、来シーズンの準備に集中する」と述べた。

また、「新型コロナウイルス感染症の拡大によって不明確であることも事実だが、オフシーズンの間に身体を作り、いつも通り最善を尽くせる選手になれるよう努力する計画だ」と強調した。

MLB進出実現なるか

キム・ハソンと同じくMLB進出の意思を表明している投手ヤン・ヒョンジョン(32、KIAタイガース)と外野手ナ・ソンボム(31、NCダイノス)も、準備のスピードを早めるものとみられる。

ナ・ソンボム

KBOとMLB事務局は、去る11月10日から来る12月4日までをポスティング可能な日程と定めた。アメリカが感謝祭(サンクスギビングデー)の連休に突入する点を考慮すれば、刻々と迫る申請デッドラインに向けて本格的に動き出す可能性もある。

ポスティング申請の締め切り日は、MLBのノンテンダーFAの締め切り日でもある。40人ロースターに含まれた選手のうち、6年目未満の選手がFA(フリーエージェント)資格を得る可能性が高いということだ。

MLBに挑戦する韓国プロ野球選手にとっては不運かもしれないが、むしろ競争力を確保できるチャンスともとらえられる。

今シーズンの韓国プロ野球は、新型コロナの拡散が続く状況下でも1チーム当たり144試合をすべて消化した。一部の試合は、スポーツチャンネルESPNを通じてアメリカ全域で生中継された。

ヤン・ヒョンジョン

ヤン・ヒョンジョンはすでに複数のMLB球団からパフォーマンスをチェックされており、ナ・ソンボムとキム・ハソンも有力な獲得候補に挙がっている。

ボルチモア・オリオールズなどいくつかの球団は、韓国のトラッキングデータ会社にヤン・ヒョンジョンやキム・ハソン、ナ・ソンボムらの詳細資料を要請した。

トラックマンのアメリカ本社にはこれらの選手のデータがそろっているというが、MLB球団が特定選手のデータを別途購入するには、多額の費用を支払わなければならないという。

こうしたことからも、すでにMLB球団の間で、データを用いた彼ら3選手の獲得競争が始まっていると言って良い。

1シーズンを完走した韓国プロ野球選手が、MLBの舞台でもパフォーマンスを発揮できるかどうかに関心が集まっている。キム・ハソン、ヤン・ヒョンジョン、ナ・ソンボムの3人は、はたしてMLB進出を成し遂げることができるだろうか。

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