キム・ドフン監督率いる蔚山現代FCは11月24日22時(日本時間)、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)グループFの第3節でパース・グローリーFC(オーストラリア)を相手に2-1の逆転勝利を収め、2連勝を飾った。
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蔚山現代はこの日、FWビヨン・ジョンスン(29)、FWイ・グノ(35)、MFイ・チョンヨン(32)のスリートップで試合を開始した。
前半をスコアレスで終えた蔚山現代は後半開始時、MFイ・サンホン(22)に代えてFWキム・インソン(31)を投入。後半16分には左WGのイ・グノに代えてFWジュニオ(34)、右WGのイ・チョンヨンに代えてMFコ・ミョンジン(32)を2人同時に投入するなど積極的なベンチワークで勝負をしかけた。
しかし後半26分、パース・グローリーの10番ダニエル・スタインズ(22)に先制ゴールを決められ、試合が動き始める。
同点ゴールを狙う蔚山現代の攻撃は、ことごとくパース・グローリーのDF陣に阻まれた。蔚山現代のキム監督は後半31分にはFWチョン・フンソン(26)、DFパク・チュホ(33)ら2枚のカードを切り、最後の勝負に出た。
キム監督の攻撃的な姿勢がピッチ上の選手たちにも波及したのか。後半44分、右SBのチョン・ドンホが上げたクロスをゴール前のMFユン・ビッカラムが胸で受け冷静にパス。それを途中交代で入ったキム・インソンが冷静に右足で蹴り込み、試合を振り出しに戻した。
蔚山現代の勢いは止まらなかった。アディショナルタイムの3分が目前に迫った後半47分、GKからのフィードを左サイドで受けたキム・インソンが、ペナルティーエリア手前からクロスを上げた。ゴール前でフリーだったジュニオが右足でダイレクトで合わせ、逆転ゴールを決めた。
この勝利で2勝1分とした蔚山現代は、勝ち点を7に積み上げた。同日に行われた試合でFC東京(勝ち点4)を下した上海申花(勝ち点6、中国)を勝ち点1差で上回り、暫定首位に躍り出た。
同時刻に行われたグループEの第3節では、FCソウルがチェンライ・ユナイテッドFC(タイ)を5-0で圧倒した。
FCソウルは前半20分のMFハン・スンギュ(24)が決めた先制点を皮切りに、後半9分にはFWチョン・ハンミン(19)、後半22分、26分にはFWユン・ジュテが連続ゴールをたたき込んだ。そしてアディショナルタイムにはFWイ・インギュ(20)が5点目を決め、圧巻のゴールショーを締めくくった。
11月21日の北京国安(勝ち点9、中国)戦では1-2で敗れていたFCソウルは、この勝利で通算成績を2勝1敗(勝ち点6)とし、グループ2位となった。3位のメルボルン・ビクトリーFC(勝ち点3、オーストラリア)との勝ち点差を3としている。
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