「結婚後もKリーグを代表するアナウンサーとして働き続けてほしいというメッセージを頂き、力が湧いた」
韓国で人気の美女アナウンサー、チョン・スンジュは、過去数年間にわたってKリーグの現場でサポーターたちと交流を深めてきた。専門家に負けるとも劣らない専門知識を駆使し、興味深いインタビューでサポーターたちから人気を集めている。
サッカー関連のイベントでは進行も担当し、まさにKリーグの“華”として活躍してきた。今やKリーグにとって欠かせないキャラクターとして定着した彼女は、今年の12月に結婚を迎える。
彼女は結婚相手について「もともとは友人の1人だった。ここ数年間はお互いに恋愛相談をしたり、一緒にスポーツをして楽しむ程度の友人だった。そうするうちに、ある時からお互いに大切な人と感じるようになり、自然に恋愛関係へと発展した」と、馴れ初めを語った。
アナウンサーは結婚すると現場を離れるのが通例だったが、チョンアナウンサーは来シーズンもKリーグで働くことに前向きだ。
「とても悩んだ。結婚をするとサポーターに歓迎されないのではないかと。私は結婚しても仕事を続けたいと思っている。仕事を優先するために結婚を躊躇したこともある。ところが、結婚発表後の方が応援の声が多かった。コメントやメッセージで働き続けてほしいという話を頂き、力が湧いた。より熱心に仕事したいと思った」
結婚相手もチョンアナウンサーの熱意を応援しているとのことだ。彼女は「彼は元々海外サッカーのファンだ。特にマンチェスター・ユナイテッドのファンで、海外サッカーの知識も持ち合わせている。私の仕事も見てくれており、実際にKリーグの現場にも来たことがある。サッカーが大好き人なので、むしろ私が仕事を続けることを望んでいる。私の仕事好きを知っているので、私の意志を尊重してくれる。感謝してもしきれない」と感謝をあらわにした。
チョンアナウンサーのKリーグに対する熱意は、サポーターの間では有名な話だ。自身のSNSやYouTubeからも積極的に広報活動を行っており、彼女にとってのサッカーは単純なビジネスではなく、もはや日常の一部となっている。
チョンアナウンサーは「私はKリーグの現場が好き。試合を見ることも好きだが、サポーターたちと同じ時間、空間をともにすることが何よりも幸せだ。今シーズンは新型コロナの影響でみんな苦労してきたので、なおさら私が現場に出向いて詳しい雰囲気をお茶の間に届けたいと思った。今後も感動を共有したいと思う」と語った。
チョンアナウンサーは、今シーズンで現役を引退するKリーグのレジェンド、イ・ドングッ最後のインタビューで進行役を担った。インタビュー中、イ・ドングッと全北現代のチームメイトたちに水を浴びせられる洗礼を受けるという、和やかな場面も見られた。
チョンアナウンサーは「今年最も記憶に残るトピックスといえば、誰がなんと言おうとイ・ドングッ選手の引退だった。Kリーグの仕事を始めてたくさんのインタビューを彼にしてきたが、最後だと思うと寂しさがこみあげてきた。(選手たちに)水を浴びせられ、びしょ濡れにはなったが、気分は清々しかった。イ・ドングッ選手の幸せな去り際を見て、私も幸せな気分になった」と回想した。
続いて「イ・ドングッ選手はサッカー選手にとってだけでなく、アナウンサーの私もお手本としている人物だ。年齢を重ねても、能力があれば長くプレーできるということを身を以って示してくれた。私もスポーツアナウンサーとしては年齢が高い部類に入るので、シンパシーを感じている。私も自分がKリーグの力になれる限り、仕事を続けたいと思う」と、自身をKリーグのレジェンドに重ね合わせて将来の展望を語った。
最後に「私はまだ済州ユナイテッドのホームゲームで仕事をしたことがないので、来シーズン1部で戦う済州の現場で仕事をしてみたい」と、来シーズンの目標も伝えた。
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