ドイツ2部で苦戦中のバルサ下部組織出身ペク・スンホ、五輪メンバー争いに悲壮な決意を明かす

2020年11月12日 サッカー
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バルセロナ下部組織出身のペク・スンホ(23、ダルムシュタット)は、ドイツ2部に初挑戦した昨シーズン、28試合に出場する主力級の活躍を見せた。

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しかし、今シーズンはここまでわずかリーグ戦3試合のみの出場。いずれも後半からの途中出場で、合計プレータイムは30分程度に過ぎない。

(写真=韓国サッカー協会提供映像キャプチャー)ペク・スンホ

それでも、U-23韓国代表率いるキム・ハクボム監督は、今回のエジプト遠征にペク・スンホを招集した。ペク・スンホは昨年11月のドバイカップ以来、ちょうど1年ぶりにU-23韓国代表へと招集された。

ペク・スンホは「久しぶりに代表チームに呼ばれて嬉しいし、チームメイトと久しぶりに連携を深められることにワクワクしている」と心境を明かした。

「常に“今回が最後”と…」

キム監督は今回、エジプト遠征にペク・スンホ含む7人の海外組を招集したが、「欧州組のチェックは今回が最後だ。試合にも出ていないのに、いちいち訪ねてチェックすることはできない」と厳しく言い切る。

既存の選手との競争を勝ち抜き、キム監督の目に留まるプレーをできなければ、来年の東京五輪エントリー18人に残ることはできないという意味だ。

そして、ペク・スンホがプレーする中盤はどのポジションよりも競争がし烈だ。

キム・ドンヒョン(23、城南FC)やメン・ソンウン(22、FC安養)ら既存の選手に加え、今回はA代表の欧州遠征に合流したウォン・ドゥジェ(22、蔚山現代)もいる。さらには、去る10月のA代表とのスペシャルマッチでU-23韓国代表に抜てきされたイ・スンモ(22、浦項スティーラース)も怖い存在だ。

ただ、ペク・スンホ自身もこのことはよく理解している。「常に見せられなければ次の機会はないと思っている。僕だけじゃなく、すべての選手がそう思っているはずだ。常に“今回が最後”と考えている」と強く意気込んだ。

(写真提供=韓国サッカー協会)

U-23韓国代表は来る11月13日午前3時(日本時間)にエジプト代表、14日午後10時にブラジル代表と対戦する。2日足らずの間に2試合をこなさなければならないため、ペク・スンホにも出場機会は回ってくるものとみられる。

ペク・スンホがオリンピックに向けて生き残るには、キム監督が中盤に求める「安定感」と「攻撃的能力」を発揮しなければならない。一つ間違えれば、キム監督の言葉通り今回が“最後”となる可能性もある。

ペク・スンホは「全員プロ選手であるから、当然能力があると思っている。いい姿で期待に応えられるようにしたい」と誓った。

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