Kリーグ全北現代モータースの右サイドバックで韓国代表のイ・ヨン(34)が、骨折の手術によりシーズン終了が決まった。
全北現代の関係者は11月5日「精密検査を行った結果、鎖骨の骨折で手術が必要となった。復帰まで最低3カ月かかるようだ」と明らかにした。
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イ・ヨンは11月4日に行われた、蔚山現代FCとのFAカップ戦決勝ファーストレグのアウェー戦に先発出場していたが、後半に相手DFブルトイスとの接触プレーで鎖骨を骨折した。
Kリーグ4連覇をはたした全北現代のサイドバックとして、守備はもちろんのこと果敢なオーバーラップで攻撃にも厚みをもたらしていたイ・ヨンの離脱は、非常に大きいダメージとなる。11月8日に行われるFAカップ決勝セカンドレグでの欠場も決定した。
ファーストレグで蔚山現代と1-1で引き分けた全北現代は、アウェーゴールにより有利となっている。ホームで行われるセカンドレグを0-0で終えてもFAカップ優勝が決まる状況だ。
史上初のリーグ4連覇を達成した全北現代が、FAカップ優勝でシーズンダブルを夢見ていたが、その挑戦に黄信号が灯った。
また、全北現代は11月18日からカタールで開催されるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)にも参加する予定だ。11月22日と12月4日に上海上港(中国)、11月25日にシドニーFC(オーストラリア)、12月4日に横浜F・マリノスと激突する。
ACLでの対戦相手は、いずれも各国で優勝争いをするほどの強豪チームばかりだ。攻守に存在感を見せていたサイドバックを欠く状況で、全北がどこまで戦えるのか楽しみだ。
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