熱い涙とともにグラウンドに別れを告げた元千葉ロッテマリーンズのキム・テギュン(38、ハンファ・イーグルス)が、1982年生まれの同期に温かいエールを送った。
【関連】キム・テギュンの引退にイ・デホとオ・スンファンもメッセージ
キム・テギュンは10月22日、本拠地ハンファ生命イーグルスで引退記者会見を開き、20年間のプロ生活に終止符を打った。
キム・テギュンは「新人時代から面倒を見てくださったハンファの歴代監督に感謝の言葉を申し上げたい。それに、苦しいとき、いつもパフォーマンスを発揮できるよう助けてくれたコーチの皆さんにも感謝している」とし、「一緒に汗を流してすべてのことをともにした選手の皆にも感謝したい。これからもハンファが強いチームになれるよう頑張ってほしい」と心境を明かした。
昨年のソン・スンラク(38)に続き今回のキム・テギュンと、韓国で“黄金世代”と呼ばれる1982年生まれの選手たちが一人また一人とユニホームを脱ぎ始めている。
現役でプレーする同期も選手生活の黄昏期に入っている。韓国プロ野球内では、元福岡ソフトバンクホークスのイ・デホ(38、ロッテ・ジャイアンツ)や元阪神タイガースのオ・スンファン(38、サムスン・ライオンズ)、チョン・グンウ(38、LGツインズ)らがその例だ。
メジャーリーグでも、チュ・シンス(38)が今シーズンいっぱいでテキサス・レンジャーズとの7年契約を終え、来季の去就が不透明な状況となっている。
キム・テギュンは、“現役時代に苦楽をともにした同期に伝えたいことはないか”という質問に対し、以下のように答えた。
「まず、私の引退発表によって彼ら友人たちの頭の中が複雑になったり、心を痛めてしまったりするような状況を作ってしまい申し訳ないと伝えたい」
「私は自分にできる最善の選択をした。友人たちは今後もっと長く野球を続け、立派に引退の瞬間を迎えてほしい」
最後に、キム・テギュンは「これまで代表チームでもお互いに助け合ってきたし、良い思い出もたくさんある。胸の中に思い出を抱いて旅立つだろう。ほかの選手たちはもっと頑張って、良い成績を出してくれると嬉しい」と応援のメッセージを送った。
前へ
次へ