3クラブによる“ギロチンマッチ”の行く末やいかに... 韓国Kリーグ怒涛の1部残留争い

2020年10月21日 サッカー #Kリーグ
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Kリーグのシーズン終盤、蔚山現代と全北現代の優勝争いと同じくらい熱いのは、下位クラブによる1部残留争いだ。

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10位の釜山アイパーク(勝ち点25)、11位の城南FC(勝ち点22)、12位の仁川ユナイテッド(勝ち点21)は、リーグ戦残り2試合の状況で未だに1部残留を確定できておらず、残り2試合は薄氷を踏むような思いだ。

仁川ユナイテッドのムン・ジファン(写真中央)

偶然にも3つのクラブは第26節、第27節でギロチンマッチ(負けたチームの降格が決定する試合を指す)を行う。10月24日の第26節では仁川と釜山が、10月31日の第27節では城南と釜山がそれぞれ直接対決する。

まず第26節で釜山が仁川を負かし、城南も勝点を積み上げると、釜山と城南が1部残留を確定させ、仁川が2部へと降格する。この場合、釜山と仁川の勝ち点差が7に、城南と仁川の勝ち点差が4になるからだ。

釜山対仁川の翌日である10月25日、城南は水原三星ブルーウィングスと対戦する。城南が水原と引き分け、もしくは負けた場合、第27節で城南と仁川が1部残留をかけて争うこととなる。

もしも第26節で仁川が釜山に勝つと、3クラブによる残留争いは最終戦までもつれ込む。仁川は最終戦でFCソウルとのアウェーゲームを行う予定だ。

10月4日に行われたFCソウル戦で、釜山アイパークのパク・ジョンウ(写真右)がFKを決め、チームで祝福する様子

3クラブの今シーズン対戦成績を考慮すると、現在10位の釜山が優位だ。釜山は第26節で戦う仁川と今季2戦1勝1分としている。また最終戦の相手である城南とは、2戦2分だ。すなわち、残留争い組との直接対決で負けていない。

一方、城南は第26節で戦う水原に対して2戦1勝1敗だ。仁川は釜山と2戦1敗1分、最終戦の相手のソウルとは2戦1勝1敗の成績を残している。

勝ち点で並んだ場合、順位を確定させる得点数も3クラブ間でほとんど差はない。釜山が23ゴールで最多だが、仁川が22ゴール、城南が20ゴールだ。この3クラブは第26節、第27節の2試合では結果だけを追求し、とにかく勝たなければならない。非常に激しい試合となるはずだ。

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