レイズ筒香嘉智の同僚チェ・ジマン、韓国人野手初の“ワールドシリーズ優勝”の快挙に挑む!

2020年10月19日 スポーツ一般 #MLB #野球
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筒香嘉智(28)の所属するタンパベイ・レイズが、12年ぶりのワールドシリーズ(WS)優勝に挑む。同じくレイズに所属するチェ・ジマン(29)は、韓国人野手初のワールドシリーズ制覇に臨む。

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レイズは10月18日(日本時間)、米カリフォルニア州サンディエゴのペトコ・パークで行われたヒューストン・アストロズとのリーグチャンピオンシップ・シリーズ(7戦4勝制)で4-2と勝利を収めた。

3連勝の後に3連敗と危機に追い込まれたレイズだが、最後の第7戦で辛くも勝利に成功。これで、2008年以来12年ぶりとなるワールドシリーズ進出を決めた。

チェ・ジマンはこの試合、「5番・一塁手」で先発出場すると、3打数2安打1四球1得点でチームの勝利に貢献してみせた。

(写真提供=AP/アフロ)投手ピーター・フェアバンクスとWS進出を喜び合うチェ・ジマン

特に、追加点が求められた6回裏には先頭打者のチェ・ジマンが中安打で出塁したことで、レイズが勝負を決定づける1点を挙げることができた。

チェ・ジマンは、今シーズンのポストシーズンで打率0.290の9安打2本塁打7四球5得点4打点と大活躍中だ。出塁率0.436にOPS(出塁率+長打率)0.952と、クリーンナップの中で存在感を発揮している。イレギュラーなシーズン開幕やハムストリング負傷などで苦しめられたレギュラーシーズンは打率0.230だったが、それをはるかに上回る打撃感覚を維持している。

これが、勝負師としてワールドシリーズでの活躍がより期待される理由である。

チェ・ジマンは今シーズン、レイズの一塁で堅守を披露してきた。ニューヨーク・ヤンキースとのディビジョン・シリーズでは現役最高年俸額投手のゲリット・コール相手に逆転2ラン本塁打を放ったが、アストロズとのチャンピオンシップ・シリーズでは打撃面同様に守備でチームの勝利に貢献した。

特にチャンピオンシップ・シリーズ第2戦では体操選手のような柔軟性で味方の送球をキャッチし、称賛された。攻守で欠かせない存在となったチェ・ジマンは、次なるワールドシリーズの舞台に照準を合わせる。

ワールドシリーズ進出経験のある韓国人選手は?

これまで、ワールドシリーズの舞台に立った韓国人メジャーリーガーの野手は一人もいない。チェ・ヒソプやチュ・シンスらがMLBでプレーしてきたが、ワールドシリーズまで進めたのは今回のチェ・ジマンが初めてだ。

投手ではキム・ビョンヒョン(2001年アリゾナ・ダイヤモンドバックス、2004年ボストン・レッドソックス)、パク・チャンホ(2009年フィラデルフィア・フィリーズ)、リュ・ヒョンジン(2018年ロサンゼルス・ドジャース)がワールドシリーズ進出経験を持つ。

仮にレイズが優勝できれば、キム・ビョンヒョンがレッドソックスに所属した2004年以来、16年ぶりに韓国人メジャーリーガーが優勝を手にすることになる。

はたして、チェ・ジマンは母国の野球ファンに韓国人メジャーリーガーが優勝する姿を届けることができるだろうか。来るワールドシリーズ、レイズはロサンゼルス・ドジャースと対戦する。

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