「ケインとは空港でも練習場でもいつも一緒だ」
ソン・フンミン(28、トッテナム)がゴールデンコンビを組む、同僚のFWハリー・ケインについて笑顔で語った。
今シーズンが始まってまだ序盤だが、ソン・フンミンとケインのデュオはすでに7得点を挙げた。イングランド・プレミアリーグ(EPL)で6ゴール、ヨーロッパリーグで1ゴールだ。
ソン・フンミンが9月20日(日本時間)に行われたサウサンプトントン戦で1試合4ゴールの離れ業を披露したときも、4ゴールすべてがケインからのアシストによるものだった。
また10月5日に行われたマンチェスター・ユナイテッド戦でも、ソン・フンミンの逆転弾をケインが、ケインの追加点をソン・フンミンがそれぞれアシストし、6-1の大勝に導いた。
今シーズンのリーグ戦第4節までで、ソン・フンミンは得点ランク1位タイ(6ゴール)、ケインはアシストランク1位(6アシスト)をそれぞれ走っている。
昨シーズンまでの両者は、比較的ソン・フンミンがアシスト役に近かったが、今シーズンはジョゼ・モウリーニョ監督による戦術変化で、ソン・フンミンのスピードを生かすためにケインがスペースを作り出すという大きな役割を果たしている。
2015-2016シーズンからトッテナムでコンビを組む2人は、これまで計26ゴール叩き出し、リーグ歴代最多得点デュオの記録で4位につけている。歴代2位であるマンチェスター・シティのセルヒオ・アグエロとダビド・シルバ(29ゴール)デュオとの差も、わずか3ゴールに迫っている。
ソン・フンミンは10月13日20時45分、全世界の取材陣へ向けて画面越しでのインタビューに応じた。
トッテナムの2019-2020シーズンを追ったドキュメンタリー「オール・オア・ナッシング(All or nothing)」を制作したアマゾンプライム主催によるものだ。“ソン・ケインデュオ”の話題では「いつも良い関係を築けている」と述べた。
彼は「僕とケインは5年以上ともに過ごしており、互いのことをとてもよく理解している。空港にも練習場にも一緒に行くほど仲が良い」と強調した。
ソン・フンミンはケインを“コミュニケーションキング”と褒め、攻撃陣のリーダー的存在だと語った。続いて「ケインは、多くの能力を持った選手だ。いかなる状況でも(同僚と)コミュニケーションをとる」とし、「トレーニング中や戦術確認をするときもよく会話をしている」と述べた。
また、「(ケインとのシナジーは)コミュニケーションとトレーニングを通じて、より精度の高いものを目指せる。今でも言葉を交わし、努力している」と強調した。
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