韓国代表FWソン・フンミン(28・トッテナム)が、約8カ月前の悪夢のような右腕骨折を振り返った。
【注目】“身体能力+経験=魔法?”、ソン・フンミンが早期復帰できたワケ
ソン・フンミンは去る10月13日(日本時間)、トッテナムの2019-2020シーズンにスポットを当てたドキュメンタリー『ALL OR NOTHING』を製作したAmazon Primeの主催でオンラインインタビューを行った。
『ALL OR NOTHING』は現在、約20カ国の言語に翻訳され、全世界のサッカーファンに発信されている。Amazon Primeはこの日、ドキュメンタリーをテーマにした質問のみと制限を設け、インタビュー中の写真やオーディオの搬出を禁止とした。
インタビュー中、ソン・フンミンは昨シーズンの右腕骨折に関する質問を受けた。
ソン・フンミンは昨シーズン、去る2月16日に行われたプレミアリーグ第26節アストン・ヴィラ戦で右腕骨折の大ケガを負った。去る2017年6月14日、カタールとのワールドカップ予選でも右腕を負傷し、右腕の前腕骨骨折(橈骨骨折)の診断を受けていただけに、憂慮も大きかった。
それでも、新型コロナウイルス感染症による中断期間に回復に務めたソン・フンミンは、5月のリーグ再開から戦列に復帰。シーズン終盤にも着実に得点を重ね。単一シーズン初の10ゴール10アシスト達成など、アジア人プレミアリーガーとして新たな歴史を築いた。
当時を振り返ったソン・フンミンは「アストン・ヴィラ戦の試合中に負傷した。(次の)試合もずっとプレーしたかったから、(右腕の)MRIスキャンを望んでいなかった」とし、「(ジョゼ・モウリーニョ)監督は“君の好きなように、望むようにやれ”といった。でも、チームの医療陣がMRIスキャンをすることを望んだ」と述べた。
また、右腕骨折が判明した際のモウリーニョ監督の反応について、「監督は非常に悲しんでいた。どの選手であっても、ケガをしてしまえば監督は悲しい。彼もやはり、人間的に選手の気持ちを理解していたはず」と語った。
そして、ドキュメンタリー撮影のため長期間カメラを向けられたなかシーズンを送ったことについては、「特別、(行動に)変わったことは無かった。我々は周囲にカメラやマイクが存在することを忘れていた」と笑顔で述べた。
続けて、第34節エバートン戦でウーゴ・ロリス(33)とハーフタイムに口論をした件については、「試合で勝とうとする気持ちが(2人とも)感情的に表出されただけだ。試合後はすべてが大丈夫だった」と振り返った。
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