筒香嘉智(28)の同僚チェ・ジマン(29)が、アメリカン・リーグ・ディビジョン・シリーズ(5試合制、3勝先取)に臨むタンパベイ・レイズのキープレーヤーに選ばれた。
『MLB.com』は10月5日(日本時間)、「チェ・ジマンはニューヨーク・ヤンキースとの地区シリーズ第1戦で4番打者として先発出場するだろう」と予想した。
ヤンキースは、来る6日から始まる地区シリーズ第1戦の先発投手にゲリット・コール(30)を予告した。“ゲリット・コールの天敵”と呼ばれるチェ・ジマンがレイズの4番打者と予想されたのは、“ゲリット・コールの天敵”と呼ばれる所以がある。
チェ・ジマンはこれまで、コールとの対戦で通算12打席8安打3四球を記録するなど強さを見せている。今シーズンだけを見ても本塁打2本を放っている。
地区シリーズを控えたチェ・ジマンは「多分、コールの方がより緊張しているだろう」という言葉で自信を代弁した。今シーズンからヤンキースに加入したコールは、9年総額3億2400万ドル契約を結んだ最高年俸額投手だ。
『MLB.com』は「コール相手にレイズは左打者を積極起用するはずだ」とし、「レイズはシーズン中も、相手の先発投手に合わせて打順を決めていた。地区シリーズでもこうした姿は変わらないだろう」と見通した。
シーズン終盤にハムストリングを痛め、リハビリにまい進していたチェ・ジマン。トロント・ブルージェイズとのワイルドカードシリーズでは代打で出場し、コンディションを点検した。昨季ポストシーズンで16打席3安打の打率0.188と不振した記憶を払しょくするには、まずは自身が得意とするコール相手に打撃感覚を引き上げることが重要だろう。
リュ・ヒョンジン(33、トロント・ブルージェイズ)、キム・グァンヒョン(32、セントルイス・カージナルス)、チュ・シンス(38、テキサス・レンジャーズ)ら他の韓国勢は、それぞれの所属チームがすでに敗れたため、ポストシーズンから姿を消している。
今季レギュラーシーズンでは3本塁打16打点の打率0.230と惜しい成績に終わったチェ・ジマン。来シーズン以降もメジャーリーグの舞台でプレーし続けるために、来る地区シリーズでの活躍に期待したい。
タンパベイ・レイズ対ニューヨーク・ヤンキースの地区シリーズ第1戦は、10月6日に米カリフォルニア州サンディエゴのペトコ・パークで行われる。
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