危なげなくシーズン2勝目!カージナルスのキム・グァンヒョンが5回無失点、防御率0.83に

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ベテランの貫禄がそのまま表れた。投手と捕手が速い投球テンポを作り、最高の結果を得た。セントルイス・カージナルスのキム・グァンヒョンが危なげなく先発勝利を挙げた。

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キム・グァンヒョンは9月2日(日本時間)、米オハイオ州のグレート・アメリカン・ボール・パークで行われたシンシナティ・レッズとの試合に先発登板し、5イニング無失点の好投を見せた。

85球を投げ、3被安打2与四球4奪三振を記録。防御率は1.08から0.83と、ついに0点台に突入した。この日の試合を含め、先発登板した4試合の防御率はなんと0.44だ。カージナルスは16-2の完勝を収め、キム・グァンヒョンはシーズン2勝目を挙げた。

大量リードの援護をもらったからこそ…

すべてのスポーツにいえることだが、野球も状況に応じた判断力が重要だ。この日、キム・グァンヒョンと正捕手ヤディアー・モリーナがそうだった。

終始カージナルスの打線が爆発し、キム・グァンヒョンは大量リードのサポートを受けた。そのためマウンドで、複雑に考える理由がなかった。普通の投手がボールを1球投げる間に、キム・グァンヒョンは3球を投げた。それほど投球テンポが速かった。

キム・グァンヒョン(左)

レッズ打線はビッグイニングだけを目指して、大きなスイングを繰り返した。するとキム・グァンヒョンとモリーナは投球理論の基礎に従って、外角を中心に打者を攻略した。長打のリスクを最小化し、ファストボール、スライダー、カーブ、時にはチェンジアップを織り交ぜた。8対2の割合で外角と内角を混合したが、2ストライク後のスライダーが光った。

キム・グァンヒョンがこの日に記録した4奪三振は、いずれもスライダーが決め球だった。1回裏のマット・デビッドソンを皮切りに、2回裏のエウヘニオ・スアレスとマイク・ムスターカス、そして5回裏のカート・カサリまで、奪った三振はいずれもスライダーで作成した。

去る8月23日に1度、キム・グァンヒョンと対戦したレッズ打線だったが、まだ彼のスライダーは難攻不落だった。序盤にはファストボールの制球が多少乱れたが、3回からはファストボールのコーナーワークも精巧に行われ、キム・グァンヒョンはさらに早くアウトカウントを増やしていった。

新人王も視野に

この日の好投でキム・グァンヒョンは、3試合連続で自責点0を達成した。6イニングまで消化し、3試合連続のクオリティスタート(先発6イニング以上を投げ、3自責点以下)も可能に見えたが、チームの状況を考慮すると正しい選択をしたと思われる。

カージナルスはシーズン序盤、新型コロナの感染者が続出し、2週間ほど休息期を迎えた。レギュラーシーズン終了まで1カ月も残っていないが、あと7回もダブルヘッダーを消化しなければならない。先発陣をはじめ、マウンドが忙しくなるしかない。

カージナルスはキム・グァンヒョンの好投と打線爆発によって、勝率5割を突破(シーズン戦績14勝13敗)した。それとともにキム・グァンヒョンは新人王を、カージナルスはポストシーズンを目指す。

キム・グァンヒョンの防御率0.83は現在、新人投手の2位の成績だ。ロサンゼルス・ドジャースのトニー・ゴンソリンが防御率0.51で、わずかにリードしている。

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