リュ・ヒョンジンとキム・グァンヒョンのMLB同時先発登板に韓国メディア期待「可能性が開かれた」

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2人の韓国人メジャーリーガーが同日に登板する可能性が開かれた。

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トロント・ブルージェイズのリュ・ヒョンジンは、8月28日に本拠地サーレン・フィールドで行われるボストン・レッドソックス戦での登板が確定した。

また、セントルイス・カージナルスのキム・グァンヒョンはまだ発表前ではあるが、投手陣のローテーション上、こちらも同じ日に本拠地ブッシュ・スタジアムで行われるピッツバーグ・パイレーツ戦での先発登板が有力視されている。

もしも同日に彼らの先発登板が実現すれば、2人の韓国人メジャーリーガーが同時に先発勝利に挑戦するという、非常に有意義な舞台が設けられる。

リュ・ヒョンジンは先発陣の危機を救えるか

まず、リュ・ヒョンジンはレッドソックス相手にシーズン3勝目に挑む。

ブルージェイズ率いるチャーリー・モントーヨ監督は25日、オンラインインタビューを通じて「26日はチェイス・アンダーソン、28日はリュ・ヒョンジンが先発登板する。ただし、27日の試合は先発投手を決められていない」と明かした。

最近のブルージェイズは、先発陣の運用に赤信号が灯っている。マット・シューメイカー(肩の痛み)、トレント・ソーントン、ネイト・ピアソン(ともにひじの痛み)らが離脱している状況だ。モントーヨ監督が27日のほかに29日の先発投手も確定できていない理由はここにある。

それだけに、リュ・ヒョンジンにかかるプレッシャーも重くなる。

リュ・ヒョンジン

8月のリュ・ヒョンジンはコンディションが絶好調だ。

今シーズンはここまで6試合に登板して2勝1敗の防御率3.19を記録しているが、なかでも8月に戦った4試合では2勝無敗の防御率1.23と、エースとしての威厳を示している。レッドソックス戦では通算700三振(現在698三振)の達成も狙う。

相手のレッドソックスは今シーズン、投手陣が大崩れしてアメリカン・リーグ東地区最下位の5位に沈んでいる。

それでも、打線の方は平均以上だ。特に、リュ・ヒョンジンとともにロサンゼルス・ドジャースに昨シーズン所属したアレックス・ベルドゥーゴが、打率0.298の5本塁打11打点と活躍を見せている。ドジャースはムーキー・ベッツを迎え入れるため、ベルドゥーゴはじめ多数の有望選手をレッドソックスに放出した。左腕投手相手に打率0.378を記録しているザンダー・ボガーツは警戒対象だ。

シーズン2勝目に挑むキム・グァンヒョン

キム・グァンヒョンの先発登板はまだ確定前だ。ただ、カージナルスは26日と27日に行われるカンザスシティ・ロイヤルズ戦の先発投手にアダム・ウェインライトとダコタ・ハドソンを予告している。

先発ローテーション上、キム・グァンヒョンはハドソンの次に登板している。そのため、異変さえなければ28日のパイレーツとのダブルヘッダー中、1試合には先発登板するものとみられている。

キム・グァンヒョン

キム・グァンヒョンはクローザーとしてシーズンをスタートさせた。先月25日に行われたパイレーツとの開幕戦でもクローザーで登板し、初セーブを挙げた。しかし、以降は2試合で先発登板している。

特に、2回目の先発登板となった23日のシンシナティ・レッズ戦では6イニング無失点の好投を披露し、夢に描いたメジャーリーグ初勝利を達成した。

仮にキム・グァンヒョンが次のパイレーツ戦での先発登板が決まれば、シーズン2勝目に挑戦することになる。パイレーツはチーム打率0.229を記録しているが、左腕投手相手に限ると打率0.444となっている。キム・グァンヒョンもまた、初セーブを挙げた開幕戦当時はピッツバーグ打線に1イニング2安打2失点(1自責)と苦戦していた。

果たして、韓国人左腕デュオのリュ・ヒョンジンとキム・グァンヒョンは来る28日に同時に先発登板し、勝利することができるか。早くも期待が寄せられている。

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