韓国でふたたび新型コロナウイルス拡散の悪夢が忍び寄る中、Kリーグも警戒を強化している。
現在、韓国ではソウルや京畿(キョンギ)などの首都圏を中心に、新型コロナウイルス感染症の感染確定者が目立って増加している。
再拡散によって、韓国政府は首都圏を含む一部地域に「社会的距離(ソーシャルディスタンス)」の確保を2段階に強化した。
Kリーグの試合が行われる当該地域は、韓国政府の防疫方針に従って8月16日から無観衆試合に転換した。
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今月8月1日に観客を受け入れたKリーグだが、半月ぶりに観客なしで試合をする状況に戻っている。
新型コロナ感染の危険から自由でないのは選手たちも同じだ。各クラブは新型コロナ拡散傾向が目立つ状況で選手たちを保護し、問題なく完全にシーズンを続けるための防疫指針を強化している。
水原FCは新型コロナ感染拡大が広がっていた開幕前、練習試合、無観客試合、有観客試合の3つをK2リーグ(2部リーグ)で最初に行ったクラブだ。コロナ防疫対策はすでに経験済みだが、水原FCは隙間のない防疫を続けている。
水原FC関係者は、「新型コロナ事態以後、我々は最も先に何かをやってきたクラブだ。今後も模範的に対策していこうということで、選手たちとクラブ職員が顔を合わせないように完全に空間を分離している」と説明した。
水原FCの選手らは、従来は宿舎として使っていたロッカールームで脱衣した後、練習場に出る。
しかし、その動線上でクラブ事務局の職員や外部の人と接触する可能性が高い。このため、移動動線を区分して徹底的に管理している。
水原FC関係者は「出入り口からトイレまですべて動線が重ならないようバリケードまで設けて区分した。選手団のミーティングでも、部外者や選手同士でも接触に気をつけるよう呼びかけている。特に基本的な清潔さを強調した」と伝えた。
団体生活をすることが多いサッカーは、その特性上、チーム内に新型コロナ感染確定者が発生した場合、多数に広がる危険性が高い。
このため、水原FCだけでなく、首都圏の他のクラブも防疫指針をはじめ、警戒を強化している。
仁川(インチョン)ユナイテッドは、マスク着用の強調から大勢が集まる集会場所への訪問禁止、外出自制など、従来より強化された指示事項が伝えられている。FCソウルも新型コロナの流行が盛んだった時期のように警戒態勢を強めている。
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