水を漏らす隙もないほどの守備をもとに、サルダル・アズモン、アリレザ・ジャバンバフシェらの“一発”が卓越だ。
スポーツ・ベッティング業者も3カ国を優勝確率1~3位とした。各社のベッティング確率を集めた“オッズチェック”によると、韓国と日本、イランの優勝確率が4~5対1とほぼ同じだった。
3カ国を脅かすダークホースとしては、ディフェンディングチャンピオンのオーストラリアをはじめ、中東のサウジアラビア、開催国UAEなどの3カ国に挙げられている。これら3カ国の優勝確率は8~10対1前後だ。
サッカーファンにとっては、ベトナム、中国、北朝鮮の成績も関心事だろう。
パク・ハンソ監督が率いるベトナムは、ベスト16入りが現実的な目標だ。イラン、イラク、イエメンなど中東3チームと同じグループDに入り、パク・ハンソ監督も「韓国は避けられたが、最悪の組分けだ」と話したほどだ。
ベトナムの立場としては、イラクとの初戦を最低でも引き分け、第3戦のイエメン戦では勝たなければ、各組3位のうち上位4チームに与えられるベスト16進出チケットは獲得できない。
自国のプロサッカーに巨額の資金をつぎ込む中国は、莫大な支出にもかかわらず、これまで代表チームの成績が振るわなかったという点で、関心が集まっている。
イタリアの名将マルチェロ・リッピ監督が、今大会を最後に中国代表チームから退く。グループリーグで韓国と対戦するが、そのほかの対戦は比較的無難で8強までは進出可能だという観測も出ている。
日増しに実力が落ちている感がある北朝鮮サッカーは、16強進出も不透明だ。 サウジアラビア、カタール、レバノンとグループリーグを行うが、3戦全敗を免れただけでも良かったとなるかもしれない。