かつて3年間ともにした恩師の秘策を完ぺきに破った。
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トロント・ブルージェイズのリュ・ヒョンジンが、ドン・マッティングリー監督率いるマイアミ・マーリンズ相手に活躍を披露した。
リュ・ヒョンジンは8月12日(日本時間)、今季本拠地のサーレン・フィールドで行われたマーリンズ戦で先発登板。92球を投げ、6イニング2被安打2与四球7奪三振の自責点1を記録した。
9回表に抑えのアンソニー・バスが同点ホームランを浴びたため惜しくも勝利はつかなかったが、好ピッチングでエースの任務は果たした。試合は延長を制したブルージェイズが5-4で勝利している。
この日の活躍で、リュ・ヒョンジンは今季防御率を5.14から4.05に下げた。あらゆるアクシデントの中でシーズン開幕を迎え、同日も初めて経験する球場のマウンドに上がったが、着々と本来のパフォーマンスを取り戻している。
マッティングリー監督が打ち出したリュ・ヒョンジン攻略法は右打者の集中配置だった。
今回、マーリンズは4番のコーリー・ディッカーソンを除くすべての打順に右打者を入れた。1番で出場したスイッチヒッターのジョナサン・ビヤーも当然、リュ・ヒョンジン相手に右打席に立った。
これには、同日の試合前まで左打者(相手打率0.222)よりも右打者(相手打率0.261)に苦戦していたリュ・ヒョンジンを攻略する意図があった。
だが、リュ・ヒョンジンは動じなかった。
彼は試合序盤からカーブを巧みに駆使する配球を見せ、マーリンズの右打者を混乱させた。ファストボールとチェンジアップで勝負するという予想に反し、リュ・ヒョンジンはカーブを投げ続けた。
2回表にはブライアン・アンダーソンにソロホームランを許しはしたが、以降は内野安打一つに抑え、マーリンズ打線を圧倒した。その後、リュ・ヒョンジンは6回表に9球で三者凡退させ、この日の投球を終えた。
コンディションを取り戻したリュ・ヒョンジンを攻略できる秘策は存在しない。3つ目の球種であるカットファストボールも正常軌道に乗り、より効率的にイニングを消化できつつある。
リュ・ヒョンジンは初めてメジャーリーグの舞台に降り立った2013年から2015年までの3年間、ロサンゼルス・ドジャースでマッティングリー監督とともにしたことがある。
マッティングリー監督はリュ・ヒョンジンのデビュー初年度、彼をクレイトン・カーショウ、ジャック・グリンキーに次ぐ先発3番手で起用していた。
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