韓国人メジャーリーガーが不振な姿を見せている。
まずトロント・ブルージェイズのリュ・ヒョンジンは、開幕戦に続いて2試合連続で5イニングを消化できない屈辱を経験し、今シーズン初の黒星を喫した。
【注目】「筒香の本塁打が決定的」リュ・ヒョンジン、開幕勝利を飾れず
リュ・ヒョンジンは7月31日(日本時間)、ナショナルズ・パークで行われたワシントン・ナショナルズとの試合に先発登板し、4.1イニングを投げ、9被安打(1被本塁打)、5失点で敗戦投手となった。球速と制球、試合マネジメント能力など、すべての部分で期待を下回った。
リュ・ヒョンジンが2試合連続で5イニングを消化できずに降板したのは、2019年8月以来11カ月ぶりだ。
最高球速は91マイル(約146キロ)にとどまり、決め球であるチェンジアップはまったく制球が定まらなかった。腕の角度を調整しながら感覚を取り戻そうと試行錯誤したが、全体的に投球バランスが昨季のレベルになく、物足りなさを残した。防御率も8.00となり、感覚の回復が最優先課題として浮上した。
ブルージェイズはこの後、4日間、試合ができない。マイアミ・マーリンズと開幕シリーズを行ったフィラデルフィア・フィリーズで新型コロナ感染者が報告され、8月3日までのフィリーズとの3連戦がすべてキャンセルされたのだ。先発ローテーションの再調整が避けられない状況であり、リュ・ヒョンジンも1週間ほど休む可能性がある。
韓国人選手として初めて左右打席でホームランを放ち、順調な開幕シリーズを行ったタンパベイ・レイズのチェ・ジマンだが、肩の痛みを訴え、2試合連続でベンチを温めるだけに終わった。
また、クローザーとしてメジャーデビューを果たしたセントルイス・カージナルスのキム・グァンヒョンは、6日目の“開店休業”となった。
開幕戦で初セーブを記録してから5日間、1度も登板機会をつかめなかった。7月31日はカージナルスの試合がなかったため、強制的に休みが6日に増えた。カージナルスは8月1日にミルウォーキー・ブルワーズと試合を行う。
いずれにしても韓国人メジャーリーガー3人に目立った活躍が見られなかった。
前へ
次へ