「トロント・ブルージェイズの男」となったリュ・ヒョンジンがメジャーリーグ開幕戦を勝利で飾ることができなかった。
リュ・ヒョンシンは7月25日、タンパベイ・レイズとの開幕戦に先発投手として出場したが、4.2イニング4被安打4奪三振3失点した後、マウンドを降りた。
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5回に浴びた日本人打者・筒香嘉智のツーランホームランが決定的だった。
序盤は順調だった。1回は三者凡退、2回にも三者凡退で打ち取り、失点はなかった。
3回には危機管理能力が輝いた。先頭打者に2塁打を打たれて初安打を許し、その後に四球まで許して2死2、3塁の状況になったが、続くバッターを三振で仕留め、自ら失点の危機を克服した。
だが、3-0でリードしていた4回には初失点を許した。先頭打者の筒香に死球を許し、スタートから揺れた。2死1塁の状況で2塁打を許して1点を許した。この日の初失点だった。
投球数が80球を超えた5回になると、急激に揺れた。5回表の2死後、四球を許して動揺し始めたリュ・ヒョンジンは、筒香との勝負で崩れた。
フルカウント勝負の末、左中間への2ラン本塁打を許した。後続打者にも安打を許し、5回を最後まで投げられずジョーダン・ロマーノと交代した。
リュ・ヒョンジンはロサンゼルス・ドジャース所属だった2019年、アリゾナ・ダイヤモンドバックスとの開幕戦に先発登板して勝利投手の栄誉を得たことがある。2年連続開幕戦の先発勝利に挑戦したが、惜しくもそれはならなかった。
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