元大宮アルディージャのチョ・ウォニ(37)が、プレイングコーチとして現役に復帰する。
ただ、古巣の水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスではなく、水原FCのユニホームを着てプレーする予定だ。
7月21日に関係者が明かしたところによると、チョ・ウォニが前日行われた水原FCの練習試合に出場し、現役復帰の可能性を確認したという。
水原FCの事情に詳しい関係者は「チョ・ウォニの獲得は無理がなければ明日(7月22日)中にも決まる。確定とみて良い」とし、「引退後、長らくサッカーをしてこなかったが、練習試合で60分程度消化した。現役時代と比べると70%のコンディションだ」と説明した。
水原FCは最近、主力サイドバックのチェ・ジョンファン(32)が4~6週間の負傷で戦列を離れた。現在は控えのイ・ジフン(26)が空白を埋めているものの、昇格を狙う水原FCとしては非常事態だ。
最近では南アフリカ代表FWラース・フェルトワイク(28・登録名は“ラース”)を獲得してメンバー構成を一通り終えたため、追加の選手獲得を考慮することも容易ではなかった。
そこで、元京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)のキム・ドギュン監督と親交のあるチョ・ウォニが強力な代案として浮上したというわけだ。
水原FCは緊急事態を解決させるため、チョ・ウォニのパフォーマンスを早急に確認。最後はコーチ陣で議論を行った末、迎え入れることを決めたという。
関係者は「チョ・ウォニはプレイングコーチとして登録する予定だ。選手とコーチという2つの役割を望んでいる」とし、「経験も多い選手なだけに、既存の選手たちを上手くリードしてくれるものと期待している」と話した。
チョ・ウォニは2018年の引退から2年余りの時間が経ったが、その間もずっとコンディションを維持してきたという。
関係者は「本人は現役復帰に自信を持っている。これまで着実にコンディションを維持してきたようなので心配はない。ただ、実際のパフォーマンスがどうかは慎重に見守らなければならない。獲得後すぐに起用することはせず、地道にパフォーマンスを引き上げなければならない」と明かした。
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