トロント・ブルージェイズのリュ・ヒョンジン(33)が、紅白戦を通じ初の実戦登板を終えた。
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リュ・ヒョンジンは、7月14日に本拠地ロジャース・センターで行われた紅白戦で先発登板した。去る9日のライブBP以降初となる実戦登板だ。
この日は5イニングで4被安打4奪三振1失点と好投。四球もゼロに抑え、安定した制球力と球威を見せつけた。
順調に開幕準備を進めているリュ・ヒョンジンだが、新型コロナウイルス感染症の影響で中断期間が長らく続いたことで頭を悩ませたこともあった。
現在、ブルージェイズの本拠地があるカナダはアメリカとの国境を閉鎖しており、両国間の移動がままならない。去る5月18日には妻ぺ・ジヒョンとの間に第1子女児も誕生しており、いろいろと考慮しなければならない要素が多い。
実際、他球団のデビッド・プライス(ロサンゼルス・ドジャース)やバスター・ポージー(サンフランシスコ・ジャイアンツ)といった大物選手は、早くから2020シーズンの出場辞退表明もしている。
それでも、リュ・ヒョンジンは60試合制と短縮された今シーズンに出場することを決めたようだ。彼は紅白戦後に行われた現地インタビューで次のように語っていた。
「家族と離れて過ごすのは困難があった。シーズンに出場すべきか悩んだこともある。だが、最終的には予定通りシーズンに臨むことにした。球団が安全管理を徹底してくれたし、安全な環境で練習することができた」
今冬、球団投手史上最高額の4年8000万ドルでブルージェイズに加入したリュ・ヒョンジンの役割は重大だ。先発1番手としてはもちろん、投手陣をけん引するエースとしても期待されている。
さらに、彼は来る7月25日の開幕戦(対タンパベイ・レイズ)で先発登板する可能性が高い。
リュ・ヒョンジンは「チームの一員として、開幕戦に登板する準備をしなければならない。まずはチームの勝利の助けになりたい」と意気込みを語った。
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