元ソフトバンクのイ・デホが日米韓で通算17シーズン連続となる二桁本塁打を達成

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元ソフトバンクホークスのイ・デホ(ロッテ・ジャイアンツ)が意味のある今季10号ホームランを放った。これでイ・デホは日米韓で通算17シーズン連続となる二桁本塁打を記録した。

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非公認の記録ではあるが、韓国プロ野球で初めての快挙だ。

イ・デホは7月8日、ハンファ・イーグルス戦に4番、指名打者で先発出場。3-0とリードした3回表、先頭打者でバッターボックスに立ち、左中間のフェンスを越えるソロ本塁打を放った。ハンファの先発投手ワーウィック・サーポルトの浮いたファストボールを見逃さなかった。

この今シーズン10号ホームランによって、韓国では12シーズン連続となる二桁本塁打を記録したことになる。韓国プロ野球で歴代9人目、ロッテ・ジャイアンツ出身選手では初だ。

イ・デホ

年齢の衰えも指摘されたが今季奮闘

2001年にロッテ・ジャイアンツのユニホームを着たイ・デホは、2004シーズンに20本塁打を記録してチームの主力となり、毎シーズン二桁本塁打を記録した。2010シーズンには自己最多となる44本塁打を達成。9試合連続ホームランで、当時の世界記録まで更新した。

2011シーズンに打率0.357、27本塁打、113打点を記録すると、日本プロ野球に挑戦。オリックスとソフトバンクで4年間プレーし、98本のホームランを放った。

メジャーリーグに進出した2016シーズンには、シアトル・マリナーズで打率0.253、14本塁打、49打点を記録。その後、韓国に復帰した。

韓国プロ野球に復帰した2017シーズンに34本塁打、続く2018シーズンも37本塁打を記録したイ・デホだったが、2019シーズンは135試合に出場し、打率0.285、16本塁打、88打点にとどまった。

ホームラン数が大きく減少したことで、エイジングカーブ(Aging Curve、一定の年齢になると運動能力が低下する現象)の話も出た。プライドが傷つけられたイ・デホは切歯腐心して今シーズンを準備した。

2020シーズンはここまで出塁率0.381、長打率0.487を記録しており、OPS(出塁率+長打率)も0.868としている。得点圏打率も0.344で、安定した活躍を見せた。7月8日のハンファ戦もイ・デホは、1回表2死、2塁のチャンスで先制タイムリーを放ち、3回表にはシーズン10号ホームランまで記録した。

連続シーズン二桁本塁打は、日本での4年、アメリカでの1年まで含めると、17シーズン連続となる。

ロッテ・ジャイアンツ側も「ヤン・ジュンヒョク、チャン・ジョンフン(いずれも引退)、チェ・ジョン(SKワイバーンズ)の15シーズン連続二桁本塁打が韓国最多記録だ。たとえ非公認であるとしても、イ・デホは韓国と日本、アメリカまで合わせれば17シーズン連続となる。国内初の記録」と特別な意味を付与した。

今年38歳となったイ・デホだが、相変わらず存在感を誇示している。年齢を忘れた彼の挑戦は続く。

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