“勝ち点1差の2強”全北現代と蔚山現代が激突!韓国Kリーグ第9節は注目ポイントが目白押し

2020年06月26日 サッカー #Kリーグ
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来る6月26日から28日の間に行われる韓国Kリーグ1(1部)第9節は注目ポイントが目白押しだ。

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最注目は、なんといっても1位の全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースと2位の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)FCによる“首位攻防戦”だろう。

また、今季初の連勝に挑む“昇格組”釜山(プサン)アイパークと連敗脱出を図る城南(ソンナム)FCの一戦も楽しみにしたいところである。

勝ち点1差の2強がついに直接対決

6月25日、韓国プロサッカー連盟は報道資料を通じて“マッチ・オブ・ラウンド”に全北現代対蔚山現代の試合を選んだ。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)全北現代モータース

昨シーズン最終節まで優勝争いを繰り広げた両チームが初めて相まみえるこの一戦は、“事実上の決勝戦”と言っても過言ではない。

現在、この2チームはどちらも4連勝を記録し、良い流れに乗っている。

7勝1敗と高い勝率を誇る全北現代。今シーズンは複数得点での勝利こそ少ないものの、リーグ3連覇中の王者らしく“勝利のDNA”を発揮し、手堅さを見せつけている。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)蔚山現代FC

対するは、わずか勝ち点1差で首位を追いかける蔚山現代。彼らはここまで6勝2分と、現在Kリーグで唯一無敗のチームだ。さらには最多得点(19得点)と最少失点(4失点)の両方でトップの数字を叩き出し、完ぺきな攻守の調和を披露している。

両チームは他のデータを見ても頭一つ抜けている。

第8節までの平均支配率はどちらも2位タイの55.2%。平均キーパス回では全北現代が9.5個、蔚山現代が9個でトップ2に君臨。平均クロス回数では蔚山現代が27.5回、全北現代が25.8回と、リーグ全体平均の20回よりもはるかに多い記録を出している。

リーグ屈指のメンバーをそろえる2チームの顔ぶれにも注目したい。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)左からジュニオール、キム・インソン、イ・ドングッ、ハン・ギョウォン

蔚山現代のキーマンは、8試合9得点で得点ランキング首位を走るブラジル人FWジュニオール・ネグラン。また、前節でKリーグ通算200試合出場を達成したキム・インソンは第7節のEPTSフィジカルデータでトップの最大時速35.8km/hを記録。1部で最も速い選手であることを証明している。

対する全北現代も負けてはいない。

ここまでチーム最多の4ゴールを記録しているイ・ドングッは、直近の2試合を指導者講習参加のため欠場していたが、今回の蔚山現代戦では復帰することが予想されている。ほかにも、3ゴール3アシストと勢いのある攻めを見せるハン・ギョウォンにも注目だ。

“首位攻防戦”の次に注目の一戦

ホーム初勝利を狙う昇格組の釜山アイパークにも注目だ。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)釜山アイパーク

5年ぶりに1部の舞台へ帰ってきた釜山は、第8節で仁川(インチョン)ユナイテッドFC相手にシーズン初勝利を挙げた。

2015年7月26日の大田シチズン戦で2-1と敗れてから、実に4年11カ月ぶりとなる1部での勝ち星だ。

第7節まで4分3敗と勝ちに恵まれなかった釜山も、戦いぶりは悪くなかった。

特に、ホームでは全北現代に1点差で敗れた試合以外は3引き分けと、地道に勝ち点を重ねる粘り強さを見せた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)かつて神戸や京都でプレーしたキム・ナミル監督(左)

釜山は、第9節でホームにキム・ナミル監督率いる城南FCを迎え撃つ。序盤は順調な滑り出しを見せていた城南もここまで4連敗と、憂うつな6月を送っている。

釜山のホーム初勝利か城南の連敗脱出か。熱のあるゲームとなることを期待したい。

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