12月7日から行われるフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズファイナル。男子シングルには、韓国から17歳のチャ・ジュンファンが出場する。
男子選手がGPファイナルに出場するのはチャ・ジュンファンが史上初めて。それだけに韓国でも注目されているが、チャ・ジュンファンは話題性もある。
彼を指導しているのは、ブライアン・オーサーコーチ。平昌五輪で五輪2連覇を果たした日本の羽生結弦を教える指導者だ。
かつてキム・ヨナを金メダリストに導いた世界的な指導者だが、そんなオーサーコーチは昨年、『スポーツソウル』とのインタビューで、「チャ・ジュンファンは羽生に似ている」と語っていた。
チャ・ジュンファンは当時まだジュニア選手だったが、このインタビューが、韓国注目のスケーターの選手像を知る一助となるのは間違いないだろう。
その記事(2017年1月2日付)を以下に再現したい。
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2016年12月、韓国男子フィギュア史上初めてジュニアGPファイナルで銅メダルを獲得した“韓国男子フィギュアの希望”チャ・ジュンファン。
彼を指導する世界的なフィギュア指導者ブライアン・オーサーコーチ(カナダ)は1月1日、韓国国内の大会に出場するために帰国したチャ・ジュンファンとともに韓国入りし、インタビューに応じた。
オーサーコーチは、1年1ヵ月後に韓国・江陵(カンヌン)で行われる平昌五輪の男子フィギュアで、チャ・ジュンファンが入賞する可能性があると話した。
「私はチャ・ジュンファンが平昌五輪でメダルを手にするとみているが、まだ若い。ステップ・バイ・ステップで上がっていかなければならない。若い選手に大きな期待を寄せると、負担を感じるだろう。メダル獲得の可能性はあるが、あまり周囲から期待をかけてはならない」
またオーサーコーチは、チャ・ジュンファンの武器として、スピードとジャンプ、スタイルの3つを挙げた。