韓国メディアも「国際的な恥」と落胆…とあるKリーグクラブの“応援マネキン”騒動とは?

2020年05月18日 サッカー #Kリーグ
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韓国Kリーグのとあるチームがスタンドに“マネキン”を設置したニュースが、海外メディアでも広く報じられた。国際的な恥さらしが憂慮される。

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イギリスメディア『ザ・サン』をはじめ、ポルトガル『マイス・フットボール』やギリシャ『エスノス』、ルーマニア『ディジスポルト』など複数の海外メディアが、FCソウルの“応援マネキン”騒動を一斉に報じた。

これらのメディアは、FCソウルが5月17日の光州FC戦で、無観客のスタンドに風変わりな効果を与えるためマネキンを用意したと伝えたのだが、“単なるマネキンではなく成人用ではないか”との疑惑を投げかけている。

問題のFCソウルの応援マネキン

仮に問題のマネキンがアダルト用品だった場合、これは韓国プロサッカー連盟の定款第5章マーケティング第19条の禁止広告物(わいせつまたは退廃的な内容で公序良俗を害する恐れがあるもの)違反に該当する。

クラブは疑惑を否定も…国内外の視線は冷ややか

試合終了後、FCソウルはSNSに謝罪文を投稿。

「17日の試合のときに設置した応援マネキンについてファンの方々にご心配をおかけし、心から申し訳ない」と冒頭で綴ると、「設置されたマネキンは、既存のマネキンとは異なり材質などが実際の人間に近く作られたものだが、憂慮されているアダルト用品とは全く関係のない製品だと最初から確認している」と、疑惑を否定した。

しかし、『ザ・サン』は今回の件を「FCソウルがセックスドール問題で謝罪した」と報じた。『マイス・フットボール』も「セックスドールの問題がある」と伝えている。

フォロワー数130万人のイギリスメディア『スポーツ・バイブル』も、この件をツイッターで「わあ…これは恐ろしい」と伝えるなど、やや否定的な見方を示している。

Kリーグは今、全世界から関心を寄せられている。新型コロナウイルス感染症の影響で世界中のサッカーが中断されている中、先立ってKリーグは新シーズンを開幕させた。韓国プロサッカー連盟は世界36カ国に放映権を販売。これだけの関心が集まれば、責任もその分大きくなる。

慎重にアクションを行うべき時期に、FCソウルは不適切な疑いをもたれる用品を全世界に映し出されるスタジアムに設置させ、波紋を呼んだ。

十分に把握できていなかったのならばそれは確認不足であり、知りながらやったのであればそれは常識的な判断能力の無さを指摘するしかない。

この騒動は、海外はもちろん国内ファンにも少なくない衝撃を与えた。健康の象徴であるプロスポーツで突然アダルト用品と疑われる奇怪なマネキンが登場したのだから、当然な反応だろう。

今回の一件は、FCソウルにとどまらずKリーグ全体の恥となってしまう恐れがある。

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