「全北現代の4連覇か、それとも…」注目のKリーグ、2020シーズンの展望は?

2020年05月03日 サッカー #Kリーグ
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今までこじれにこじれてきたクラブ内の問題は、自らの手で解決しなければならない。そうしてこそ、“人気クラブ”の名声を取り戻すことができる。

去る2月、欧州の舞台で活躍した元韓国代表MFキ・ソンヨン(31・マジョルカ)はKリーグへの復帰を望んでいた。

しかし、その過程で古巣のFCソウルは冷淡な受け入れ意志と“違約金”問題などを主張。結局、キ・ソンヨンは母国復帰を断念し、プレーの場をスペインへと移すことになった。

キ・ソンヨン

こうした一連の話題が、Kリーグファンの失望を招いた。何より、これまでFCソウルを支持していたファンまでもが背を向けてしまった。

FCソウルの戦力は申し分ない。元アーセナルFWパク・チュヨン(34)やセルビア代表FWアレクサンダル・ペシッチ(27)、元セレッソ大阪MFオスマル・バルバ(31)といった実力者がそろっている。

左からパク・チュヨン、ペシッチ、オスマル

今回の一件が無ければ、FCソウルのファンは、例年よりも充実した戦力補強でACLに挑む今シーズンをより一層楽しみにしていたはずだ。

3年ぶり出場となるACLはもちろん、国内リーグやFAカップの成績は確かに重要だ。しかし、最優先となるのは傷ついたファンの心を癒すことである。

そうすれば、チームを率いるチェ・ヨンス監督の下で世代交代が進められ、以前のような堅固なチームに戻ることができるだろう。

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