「今回は(選ばれる)感覚があった」
2006年ドイツ・ワールドカップ開幕戦が行われた7万5000人収容のアレアンツ・アレーナのロッカールームに韓国選手のユニフォームが掲げられた。
1999年9月20日生まれで19歳のチョン・ウヨンが、11月25日に行われたブンデスリーガ第12節で、このスタジアムを本拠地とするドイツ最高の名門バイエルン・ミュンヘンの控え選手に名を連ねたからだ。
今年初めにバイエルン・ミュンヘンと契約したチョン・ウヨンは、これまで1軍の練習に周期的に参加しており、この夏にアメリカで行われたACミランとのプレシーズンマッチに出場したこともある。10月31日に行われたドイツサッカー連盟(DFB)ポカール第2戦レディングハウゼンとのアウェイ戦でも、候補メンバーに入っていた。
(参考記事:19歳のチョン・ウヨンをFCバイエルン・ミュンヘンが育てる理由【インタビュー】)
この日、ブンデスリーガでベンチ入りしたことによって、1段ずつ進んでいくチョン・ウヨンの前途にもう1つの道しるべが立てられたといっても過言ではない。
しかし、出場チャンスをつかめなかったのは残念だった。バイエルンは今季昇格したデュッセルドルフを迎え撃ち、前半20分間に2ゴールを決めた。余裕が生まれたなか、チョン・ウヨンも負担のない時間帯にブンデスリーガデビューすると思われた。
だが、バイエルンはドディ・ルケバキオにハットトリックを許すなど苦戦し、3-3で引き分けた。バイエルンのニコ・コバチ監督はチョン・ウヨンに出場機会を与えられなかった。
デュッセルドルフ戦を終えた後、『スポーツソウル』の単独インタビューに応じたチョン・ウヨンは、ベンチ入りの喜びとともに、「もっと頑張らなければならない」という意志を示した。
以下はチョン・ウヨンとの一問一答。