韓国スケートが平昌五輪の翌シーズンにも善戦している。それぞれの種目で朗報を伝えているなか、今度はフィギュアとスピードスケートで良い結果が出た。
“韓国男子フィギュアの看板”チャ・ジュンファンは、もう一つ新たな歴史を作った。韓国男子選手としては初めてグランプリ(GP)シリーズファイナルの舞台に立つことになった。
チャ・ジュンファンは今シーズン、GP第2戦と第3戦で銅メダルを獲得した。GPはそれぞれ最大2大会に出場できるが、チャ・ジュンファンは2度に渡って3位入賞を果たし、ランキングポイント22点を記録。羽生結弦と宇野昌磨(以上日本)、ネイサン・チェン(アメリカ)、ミハル・ブレジナ(チェコ)、セルゲイ・ボロノフ(ロシア)に次いで総合6位に入った。
上位6人が出場できるファイナルの最後の出場者になったわけだ。GPファイナルの男子シングルは、来月7~8日にカナダ・バンクーバーで行われる。
韓国フィギュア選手がGPファイナルに出場するのは、2009年に女子シングルに出場したキム・ヨナ以来9年ぶりのこと。キム・ヨナは2009年から4年連続で出場し、金メダル3つと銀メダル1つを獲得した。その後、キム・ヨナは負傷や休息によって出場せず、彼女の後を継いでGPファイナルに進出する韓国選手は現れなかった。
そして、チャ・ジュンファンが9年ぶりにGPファイナルの舞台に太極旗(韓国国旗)を掲げることになった。現在17歳のチャ・ジュンファンは、ファイナル進出者のなかで最年少。4年後の北京五輪での入賞の可能性も見える。
ボロノフは31歳で熟年期を迎え、ブレジナ(28)と羽生(24)は20代半ば。宇野とチェンはそれぞれ21歳と19歳だ。フィギュア選手が概ね20代前半に全盛期を迎えていることを考慮すると、2022年の北京五輪でチャ・ジュンファンが良い争いをできることを示している。
チャ・ジュンファンは所属事務所を通じて、「毎シーズン、発展するために頑張っている。GPファイナルという大きな大会に出場できてうれしい。自ら満足できる最高の演技をお見せしたい」と語った。
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一方、隣国の日本では韓国女子スピードスケート長距離の看板、キム・ボルムがワールドカップで金メダルを獲得した。