3月29日、韓国プロサッカー連盟が“Kリーグの代表的なサッカー専用スタジアム5選”を紹介した。
連盟はスタジアムを紹介するにあたり、以下のように伝えている。
「春とともに訪れていたKリーグを多くのファンが待ちわびるように、彼らの歓声を待っているものもある。それはKリーグのスタジアムだ。全国各クラブが多彩な魅力を持っているように、スタジアムもそれぞれ特色を持っている」
今回紹介するスタジアムは、比較的小規模ながら高い没入感と見やすさを誇るスタジアムたちだ。
早速、Kリーグの代表的なスタジアムを見ていこう。
まず初めに紹介されたのは、慶南(キョンナム)FCの本拠地である昌原(チャンウォン)サッカーセンターだ。
このスタジアムは2009年12月1日に完成し、翌年の2010シーズンから慶南FCのホームスタジアムとして使用されている。総座席数は約1万5000席と少ないほうではあるが、小規模なスタジアムであるからこそ、試合により集中できるメリットがある。
昌原サッカーセンター最大の自慢は、スタジアムを囲む景色だ。
同スタジアムには本部席を除いて屋根が設置されておらず、広大な自然を一望することができる。特に、本部席の向かい側に見える飛音(ピウム)山の眺めが美しいことで有名だ。
次に、大邱(テグ)FCの本拠地であるDGB大邱銀行パークが紹介された。
「成績と人気のすべてをつかんだ“デパク・シンドローム”の主人公」と連盟が絶賛する同スタジアムは、昨シーズンのKリーグファンの間でも最も話題に挙がったスタジアムでもある。
大邱市民運動場をリモデリングし誕生したこのスタジアムは、総座席数が約1万2400席と韓国で最も小さなサッカー専用スタジアムであり、現地のファンからは“デパク”という愛称で呼ばれている。
便利な交通と動線やスタジアム内の多彩なグルメも評価されるが、何よりも注目を集めているのは観客席までダイレクトに伝わるピッチ上の熱気だ。
昨シーズン、新スタジアム開場で数度のチケット完売を達成した大邱FCは、Kリーグ1(1部)の12チーム中5位を記録した。好成績と人気獲得を同時に果たし、静甲的なシーズンを送ることができた。
現在、新型コロナによって大邱市が大きな被害を受けているが、事態が安定して正常通りKリーグを開幕することができれば、大邱FCのホーム開催試合が市民に希望を与え、慰労してくれるだろう。
続いて紹介されたのは、元Jリーガーのユ・サンチョルが昨シーズンまで監督を務めていたことで知られている仁川(インチョン)ユナイテッドFCの本拠地、仁川サッカー競技場だ。