新型コロナウイルスの影響で2020シーズンの日程に支障が出そうなJリーグが、今年は“降格のないシーズン”になる見込みだ。
複数の日本主要メディアによると、Jリーグは3月19日、今年のJ1(1部)とJ2(2部)から降格チームを廃止することで合意した。
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Jリーグは2月22日にJ1開幕戦を行ったが、新型コロナ拡散傾向が高まり、3日後に理事会を開いて、当初は3月15日までリーグとカップ戦の日程を延期した。
しかし、新型コロナの影響が収まらず、4月3日の再開が再度先送りされた。Kリーグと同様、依然として4月初めのリーグ再開は不透明な状況だ。
Jリーグはリーグ日程がさらに遅れると、既存のAマッチ期間のみならず、東京五輪の期間にも試合を行う方向で方針を固めていた。
そうなれば、各代表チームに主力選手を送り出すチームの戦力低下は避けられず、Jリーグはチーム間の公平性を考慮したと考えられるリーグの日程を最大限消化することを優先する代わりに、今季に限って降格チームを廃止する方向で意見をまとめたのだ。
Jリーグの村井チェアマンは「(新型コロナウイルスの影響による)さまざまな障害物が迫ってくるかもしれないが、意志を持ってサッカーを続けなければならない」とし、2020シーズンを完走する意向を明らかにした。
同日、臨時実行委では降格のないシーズンに合意するとともに、J2とJ3(3部)から上位2チームが自動昇格することは維持することにした。
この場合、18チーム体制のJ1は20チームで、22チーム体制のJ2は24チームで2021シーズンを行う。
その代わり、来年1部から従来の自動降格チームが2チームから4チームへと増えるなど、2022年シーズンには1~3部とも従来のチーム数に戻るシステムを設けるという。
ただ、J2とJ3で自動昇格が可能なのは、全体日程の75%以上を消化した時になるという。75%未満にとどまれば、昇格も降格もない異例のシーズンになる見通しだ。
Jリーグは3月25日に再び実行委を開催し、“降格のないシーズン”に伴う賞金分配などの細部対策とともに、リーグ再開の日程についても話し合う予定だ。
Jリーグのこのような方針は、Kリーグにどのような影響を及ぼすことになるだろうか。