新型コロナウイルスの影響で世界選手権が突然中止となり、帰国の飛行機に乗った女子カーリング韓国代表(京畿道庁)のキム・ウンジが、切ない胸の内を伝えた。
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そのビジュアルからK-POPガールズグループ「Girl's Day」(ガールズデイ)をもじり、“カールズデイ”と呼ばれる京畿道庁チームのキム・ウンジは最近、インスタグラムに「何もできないまま韓国に帰ってきた。こんなに韓国に帰ることが嫌だったのは初めて」と心境を明かした。
続けて「世界選手権が中止となったという話を聞いて、最初は実感がなかった。チームの後輩たちにとっては、初めての国際大会だった。期待が大きかっただけに失望も…」と書いた。
また帰国が決まった当時の状況を伝えながら、「泣いている後輩たち見ていると、私も心がジーンとして泣いた。なぜこんなに大変なのか」と付け加えた。
世界カーリング連盟(WCF)は、カーリング女子世界選手権の開催を2日後に控えた3月12日(現地時間)、開催地であるカナダのブリティッシュコロンビア州の保健管理勧告に基づいて、大会の中止を決定した。続いてカーリング男子世界選手権なども、すべて中止となった。
女子世界選手権は当初、3月14~22日にカナダ・ブリティッシュコロンビア州のプリンスジョージで行われる予定だった。同大会には韓国をはじめ、中国、日本、イタリアなど13チームが出場を予定していた。
2019年に4年ぶりに韓国代表となった京畿道庁チームは、3月1日にカナダに早目に入国し、トレーニングに没頭した。しかし大会自体が新型コロナの影響で中止となり、虚しく韓国に戻ってきた。
キム・ウンジは無念をにじませながらも、チームメイトを励ました。彼女は「大変なことがあったからこそ、良いこともあるとポジティブに考えよう。ぐっすり休んで、また一生懸命やっていこう」と伝えた。
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