今シーズンのMVPとヤングプレーヤー賞模擬投票の主人公になったのは、イ・チョンヨン(蔚山現代FC)とチョ・ギュソン(全北現代モータース)だった。
新型コロナウイルス感染症の影響でKリーグ開幕が延期状態にある中、韓国プロサッカー連盟が3月12日に2020シーズンのKリーグ1(1部)MVP及びヤングプレーヤー賞の模擬投票結果を発表した。
去る3月6日から11日までの6日間実施した模擬投票には、Kリーグ1の12チームの監督とキャプテン、そしてメディアも参加した。
今回の投票は、Kリーグ大賞授賞式でMVPとヤングプレーヤー賞を選定する際と同一の方式で行われた。ただし、連盟の候補選定委員会が候補を選ぶ代わりに、各チームが所属選手から2人をMVPとヤングプレーヤー賞候補として推薦した。
各賞12人ずつの候補を対象に、監督(30%)、キャプテン(30%)、Kリーグ取材メディア(40%)が1人1票ずつ投票した。
MVPは三つ巴となった。昨シーズンMVPの元柏キム・ボギョン(全北現代モータース)、最多攻撃ポイント(ゴール+アシスト)を記録したセジーニャ(大邱FC)、そして11年ぶりにKリーグに帰ってきたイ・チョンヨンの3人が争いを見せた。
結局、メディアから最多得票(54票中28票)を得たイ・チョンヨンが最終点数33.24点で、模擬投票によるMVPに選ばれた。
監督から最も票を得た(12票中5票)セジーニャは28.89点、キャプテンから最も票を得た(12票中4票)キム・ボギョンは23.43点を獲得した。
MVPに選ばれたイ・チョンヨンは、ライブ放送で行われた電話インタビューで「個人タイトルよりもチームの優勝が目標だ。新たな気持ちでトレーニングをしている。完ぺきな適応、そして新たな同僚たちとの連携のため努力する」と覚悟を明かした。
ヤングプレーヤー賞はチョ・ギュソンが圧倒的だった。
監督9票、キャプテン6票、メディア33票のチョ・ギュソンは、合算点数61.94点で2位オ・セフン(尚武尚州FC・18.15点)や3位ソン・ミンギュ(浦項スティーラース・12.22点)らを引き離し、模擬投票によるヤングプレーヤー賞に輝いた。
今シーズンから全北現代でプレーするチョ・ギュソンは、去る2月12日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)横浜F・マリノス戦で途中出場ながらゴールを決めるなど、新進気鋭の活躍を披露している。
チョ・ギュソンは「多くの関心に感謝したい。着実に学びながら、実際にヤングプレーヤー賞を受賞できるように努力したい」と、今シーズンに臨む意気込みを語った。
模擬投票でMVPとヤングプレーヤー賞に選ばれたイ・チョンヨンとチョ・ギュソンが、年末のKリーグ大賞授賞式で本当にトロフィーを獲得できるか、その活躍ぶりを見てみたい。
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