韓国プロ野球のKBOリーグ出身の外国人選手たちが、メジャーリーグのスプリングキャンプでサバイバル競争を繰り広げている。
かつてKBOリーグは、アメリカのメジャーリーグを経験した外国人たちが黄昏期を過ごす場所と認識されていた。引退を目前にしてマイナーリーグよりもっと良い待遇を受けて現役生活を延長するという概念で、韓国球界にやってくるイメージが強かった。
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そんな中、最近はKBOリーグで活躍したあと、アメリカに戻ってメジャーリーグに挑戦する選手も増えている。
ワシントン・ナショナルズでプレーするエリック・テイムズがその1人。
2015年KBOリーグで年間MVPに輝き、2016年シーズンは本塁打王のタイトルを獲得するなど、KBOリーグでの成績をもとに翌年にはミルウォーキー・ブルワースと契約したエリック・テイムズは、事実上の“韓国逆輸出成功1号”として定着した。
このテイムズの出現で状況は完全に変わった。今やアメリカ現地でもKBOリーグはマイナーリーグ最上位のトリプルA程度の水準にあると評価されている。
実際、メジャーリーグのアジア担当スカウトたちが、韓国に滞在しながらレポートを作成するのは日常的な場面になった。
まだ夢を諦めていない外国人選手たちは“第2のエリック・テイムズ”を夢見て、メジャー復帰の橋頭堡を探している。
テイムズは今季、メジャーリーグUターン以降、新しい挑戦に乗り出す。
3シーズン所属したミルウォーキーを離れ、ワシントン・ナショナルズと1年400万ドルで契約した。
厳密にいえば、2年最大700万ドルを受け取れる「1+1」契約であるため、今季の成績表がより重要になってくる。
しかし、ワシントンでのテイムズのポジションはまだ確かなものではない。