国連貿易開発会議(UNCTAD)が今年の世界経済成長率を2.5%と予想した。韓国の成長率については、2019年より0.3%ポイント上昇した2.3%になるとした。
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UNCTADは1月16日(現地時間)、このような内容を骨子とした報告書「世界経済の状況と展望2020」を発刊した。
UNCTADは、今年の成長率は東アジア地域諸国と新興国が牽引すると予想した。
特に中国は、成長率が2019年6.1%、2020年6.0%、2021年5.9%と少しずつ下落するものの、金融政策などを通じて世界経済の成長率を導くとされた。韓国も成長率が2019年2.0%から2020年は2.3%になると予想された。
UNCTADは、韓国政府が今年の財政支出を8%上げるとしながら、これは国内需要、特に民間消費を刺激すると予想した。ただ輸出増加率は、日本との貿易紛争によって不振となると見た。
またブラジル、インド、メキシコ、ロシア、トルコといった経済新興国も、2020年の景気回復に勢いをつけるだろうと予測した。
一方でUNCTADは、アメリカを含む先進国のほとんどは、景気が大きな活気を帯びないと見通した。
アメリカの場合、連邦準備制度(FRS)の金利引き下げも、政策の不確実性が続いており、国内総生産(GDP)の成長率は昨年の2.2%から、今年は1.7%に下落すると予想した。
日本は今年、オリンピック開催が予定されており、他の先進国より状況が少し良いと伝えられた。
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