チェ・ギヨン科学技術情報通信部長官が最近、日本の輸出規制を克服するための核心課題として素材・部品・装備の自立力を確保すると強調した。
チェ長官は10月2日、国会で開かれた科技情通部国政監査で「最近の保護貿易主義と日本の輸出規制という厳しい状況を克服して、国民的期待に応えるため、依然として多くの仕事が残っているということを深く認識している」と表明した。
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そして、科技情報通信部の核心課題として、▲素材・部品・装備の自立力量の確保▲基礎源泉研究の強化▲データ・ネットワーク、人工知能の高度化▲科学技術と情報通信技術(ICT)人材の育成▲科学技術とICTによる国民の安全な生活の実現などを掲げた。
チェ長官は「素材・部品・装備の自立力量の強化のため、研究開発(R&D)プロセッサーから着実に点検改善し、今年8月に樹立した品目別R&D対策をもとに、国家R&D力量を総動員する」とし、「また機関間・省庁間の連携を強化し、公共研究成果の事業化連携を促進させながら、最後まで責任を持って産業と結びつける姿勢で企業の自立力を積極的に支援する」と述べた。
また、チェ長官は持続的な基礎研究支援の拡大を通じて、未来成長の力量を拡充することを約束した。
チェ長官は「誰もがやりたい研究を安定的に進めるため、基礎研究支援を持続的に拡大し、 “革新挑戦プロジェクト”などを推進する計画だ」とし、「バイオヘルス、知能型半導体、未来自動車など未来の新産業の源泉技術と宇宙技術、原子力技術など国家戦略技術への支援も惜しまない」と述べた。
さらに「研究者との持続的なコミュニケーションを通じて、 “しなければならない”研究力量を集中できるよう革新を追求していく」と付け加えた。
また、D(データ)・N(ネットワーク)・A(人工知能)の高度化による革新性と創出も目標に掲げた。
チェ長官は「D・N・Aの中核インフラ土台の上にプラットフォーム産業育成とこれと関連した応用開発を支援して、AI時代の先制的対応に向けた“AI国家戦略”を速やかにまとめたい」とし、「スマート工場、スマートシティ、仮想・増強現実(VR・AR)など15大5G+戦略産業を育成する一方、100つのビッグデータセンターを構築、公共と民間のデータ開放と活用を促進する」と明らかにした。
さらに、「規制サンドボックスを積極的に運営し、ソフトウェア、電波、放送分野の規制改革も引き続き推進する計画だ」と付け加えた。
そして、「未来の革新主体である科学技術とICT人材養成に積極的に乗り出す」と明らかにした。
チェ長官は「AI、ビッグデータなど4次産業革命の核心分野である成長段階別適合型教育プログラムを運営して、理工系大学の教育現場の融合協力を強化して、人材確保や産業発展の好循環の輪を構築する」と言及した。
また、「イノベーションアカデミーなどを通じて優秀な高級人材を養成するとともに、学生研究者、若手研究者、女性科学技術者など科学技術者の安定的な成長を支援する」と強調した。
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